俺の友人に、非常に人望が無い男がいる。
俺が嫌いな“宮●”みたいな人間。
かなり性格が悪い。
自分に従わない人が嫌いで、自らが優位になれる人間関係しか作らない(作れない)人間。
なので、皆から“うっすら”と嫌われていた。
人望がなかった…。
本人は、何故嫌われているか、理解出来ず、たまに俺などに愚痴っていた。
「…何か、みんな俺を避けるんだよなー⤵️」
聞いていて悲しかった。
それは本人の言動によるのだが、本人は全く気付いていない。
己が至極“正常”だと思っているようだ。
“正常バイアス”というやつだ。
それが他人がら見たら、正常ではない。
だから、己以外が“異常”に思える。
だから、自分に“従わない他人”が頭にくる。
それで意に添わない他人を“排除”し出す。
ここまでは誰にでもある話。
良くないのこの後…。
従わない他人を排除するから、人望がない。
そして、“異常”な他人を許せない“正常バイアス”の人間は、次第に思い始める。
(…社会的には、俺が“異常”では?)
そう思うと、バイアスの反動で、自分に“失望”する。
失望するが、他人を排除してきたが、自分に人望が無いことを痛感する。
で、自分に従うだけ人間だけを“集めよう”とする。
小さな集団(グループ)を形成する
自分だけが遠慮され、忖度され、自分に従順な者のみの集団(グループ)を欲しがる。
●戸は、安生と一緒に分裂後のUインターを実施的に“牛耳って”いた。
誰にも文句を言わせず、しかも責任は高田(延彦)が取る。
プロレス誌の記事を“ゲラチェック”したりして、他人の意見を“排除”していた。
だが、Uインターが新日本プロレスとの対抗戦を決めた辺りから、
団体に現れなくなったらしい。
自分の思い通りにいかなくなった“集団”を嫌ったのだろう。
今は、ジムを運営しているという。
相変わらず、思い通りになる人間としか関われず、人望が無い。
たぶん、そのまま“終わる”だろう。
基本、一人では何事も出来ない人間だから。
俺のその友人もそうだった。
他人が自分の意に従わないと怒ったりするのだが、それでもよく俺などに寄ってきた。
人間は一人では生きられない。
生きられないが、他人を自分に従わせたい。
この矛盾を抱えて、人は社会で生きている。