鈴木篠千の日記

2度目の移籍。浜松近郊でフリーライターしてます。①日記(普段の生活やテレビの話題と社会考察) ②プロレス心理学(とプロレス&格闘技の話) ③非居酒屋放浪記 ④派遣録(派遣していた&いる時や過去の話)

興奮(ヒート)の"原理"

例のAKBのプロレスドラマでなかなか面白い話があった。

怪我をしたエースレスラー。

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無理して試合に出ようとするそのエースレスラーに、団体の社長が諭す。

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「客は真剣に戦うレスラーの姿に感動するんだ! まずは、先に怪我を治せ!」

その通りだと思う。
この"感動"を"興奮"と言い換えて良いと思う。

プロレスであれ、総合格闘技であれ、"真剣に"戦う事で観る者に与える何かがある。(と思う)

それは、特に『プロレス』における一つの"原理"であろう。
プロレスの強さ="試合に勝つ"強さ、ではなく、プロレスの強さは観客の興奮(ヒート)である。

プロレスは、試合の勝ち負けが重要ではなく、観客が『如何に盛り上がったか?』が重要だ。
強い人間、勝てる人間が観客を興奮(ヒート)させるわけでない。
観客は"真剣"に戦う姿に興奮(ヒート)する。
だがら、真剣に戦えないレスラーは絶対に観客をヒートさせられない。

だから、怪我などはもってのほか。
満足する体調で、観客をしっかり熱狂させなければならないからだ。

この原理はどのスポーツにも当てはまる筈だ。
真剣に戦えない者はリングに上がるべきではない。