鈴木篠千の日記

2度目の移籍。浜松近郊でフリーライターしてます。①日記(普段の生活やテレビの話題と社会考察) ②プロレス心理学(とプロレス&格闘技の話) ③非居酒屋放浪記 ④派遣録(派遣していた&いる時や過去の話)

IGFの今後

先週発売の週刊プロレスで猪木がIGF問題について語っていた。

…かいつまんで言えば、『俺の名前で稼ぐなら"分け前"をよこせ』という事だ。
四年前、猪木が議員になったのを契機に経営から下がり、今の経営陣がIGFを率いる事になった。この中に、猪木の娘婿のサイモン氏がいる。
猪木はいわゆる"名前貸し"の状態になった。
この時、猪木はIGFから"役員報酬"を貰う契約をしていた。
次第にIGFは経営悪化。
すると、現経営陣は所属レスラーを鈴川真一だけを残し解雇。さらに『NEW』という新ブランドを立ち上げた。
そんな状況に猪木への報酬も滞りがちに…。

これに猪木が怒り。
自身は『ISM』を立ち上げた。
猪木の主張は…、
イノキ・ゲノム・フェデレーション』と言うのに、そこに自身の『魂』がない!

俺(猪木)の名前を使い、金をせびってに来ただけ。

サイモンの提唱する「NEWvsISM』の対抗戦など話にならん!

俺に対するスキャンダル(再婚)など勝手にやれ!

…という感じ。
猪木という存在は、常に注目を集め、金を集めることで成り立っている。
自分に注目を集めて、金、名声を稼ぐという"手法"でここまで来た。
『イノキ・ボンバイエ』なんて、まさにこの最たるパターンだろう。

そんな猪木であるから、経営から下がっていたと言えど、『イノキ…』と名前が入った団体が自身に金を入れず、しかもその団体が不調など、受け入れがたい事実であろう。
それゆえ、『整理する』と言い出したのだろう。

そんな猪木だが、この際、『NEWvsISM』の対抗戦など良策ではないか?
嫌悪感を抱えていながらも、この確執をリングに上げるべきでは?
今までの猪木なら、そうして注目と金を集めさせて来たのに…(それだけ頭に来ていると見えるが)

正直言って、IGFに所属(していた)レスラーは"一流"とは言いにくい。
皆、格闘技や相撲などからの移籍組が大半(もしくは一線から過ぎたベテランプロレスラー)。
今後、新しい話題を集められると思えない。
ならば、内部闘争を見せるしかないのでは?
猪木が言っている『闘魂がない!』がイマイチ響かない。