鈴木篠千の日記

2度目の移籍。浜松近郊でフリーライターしてます。①日記(普段の生活やテレビの話題と社会考察) ②プロレス心理学(とプロレス&格闘技の話) ③非居酒屋放浪記 ④派遣録(派遣していた&いる時や過去の話)

9/19 パワハラの真由子

豊田真由子議員の会見が朝から大きく報道されている。
「このハゲー!」で有名なパワハラ議員だ。

俺は日曜の『ミスターサンデー』の独占取材を観た。

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印象としては、『悪いのは私。私がダメだった。でも…』という典型的な憐れみを請う"言い訳"。
暴力の有無は置いといて、あの音声を聞く限りは「議員、辞めろ!」と言いたくなるバカだ。
涙目の表情も『私、悪くないわよね』と言っているようで頭に来る。

たが、一概に"バカ"と言えない所もある。

俺も様々な仕事現場で暴言を受けてきた。決してこの議員が特殊な訳ではなく、よくある話ではないか?
ここまで直接的な暴言ではないが、作業のミスをネチネチ言ったり、嫌味を言う奴は必ずいる(いた)。
それは『指導』とか、『指示』という名で繰り返される。
だから、「ハゲー!」と言って良いわけでは無いが、似たようなパワハラをしている奴は世の中にゴマンといるはず。

彼ら(彼女ら)は、この議員の事をどう思って見ているのか?
己の事を振り返らないであろうか?
急にその発言が優しくなったりしてはいないか?
そうしたら、そいつはパワハラを"認識"しているのである。
恥を知れ!

この議員の暴言は"録音"されたから、判明したのだ。見えないところでやっている奴は必ずいる。

では、皆仕事中にレコーダーを持って働き、何か言われたら『それはパワハラだ!』『裁判だ!』と騒げば良いのか?
それは違う気がする。
だが、この議員の言っていたのは明らかにやり過ぎ。パワハラでしかないと思う。

つまり、部下がミスをしても、暴言を発したらダメということ。
ミスをしたら、次からは仕事やらせない。もしくはクビ。穏やかに"退場"させれば良いのだ。
ミスをされて頭に来るのは分かる。
仕事が遅くて頭に来るのも分かる。
だが、それを怒る事が、パワハラ(八つ当たり)か、仕事上の"指導"かは見極め辛い。
この議員の独白が言い訳に聞こえるのは、その底に"単なる八つ当たり"という感じが見えるからだ。
パワハラをする人間には、この『自分より下の立場の人間には何を言っても良い』という日本社会の根底にある"八つ当たり"体質がある。
この議員の暴言には、それを考えさせられるのだ。

また、バカに出来ない理由の二つ目は、俺もこんな風にキレる事が有るからだ。
他人がミスをすると、無性に腹が立つ。自分の考えが通じないと頭に来る。
そんな俺は、この議員と変わりない。
他人からパワハラされたから、『自分はそういうことは止めよう』と思っていても、頭に血が登ると止まらない時がある。
そんな俺は、彼女に怒る権利が無いような気もするのだ。

この豊田真由子を「パワハラ議員」と言えば、それまでだが、この議員のパワハラには社会の中に潜む根元的な悪が見える気がする。
そんな俺は、やはり、この議員をバカに出来ない。
それは自分自身を嘲るのと一緒だからだ。
『弱い者はいつか、さらに弱い者を叩く
』と何処かで聞いた。
その言葉に納得してしまうから、この議員の暴言や発言に嫌悪感を抱いても、それは実は"自身の事"である気がするのだ。

だから、なんか単純に「馬鹿」と言えない。



しかし…、

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何でまたコイツが噛みつく?
会見を見て「呆れた…」などと言っていたが、本音は関わりたくて仕方ないに違いない。

本当に"大仁田"みたいな奴だな…。
たぶん、一番の"クソ野郎"はコイツだ。