鈴木篠千の日記

2度目の移籍。浜松近郊でフリーライターしてます。①日記(普段の生活やテレビの話題と社会考察) ②プロレス心理学(とプロレス&格闘技の話) ③非居酒屋放浪記 ④派遣録(派遣していた&いる時や過去の話)

プロレス心理学43 条件

「ややこしい!」
「分からん!」

俺がブラック企業や地元出版社で度々聞いてきた言葉だ。

"パワハラ"する人間は、何故かこの言葉を使いたがる。

何故なのか?

人間が社会で生きる以上、様々な"条件"を課せられる。
学校や会社には当然"決まり"があり、それを守る事を義務付けられる。

そこには自身とそぐわない条件もある。
なるべくなら、勘弁してほしい。
自分だけは、その"決まり"から除外されたい。
人はそう思う。

だが、決まりは決まりだ。
守らなければならない。

それは、きっと分かっている。

人間は自由だ。何をしても、何を考えても、話しても構わない。
…"決まり"を守っていれば、である。

それが自身の"状況"にそぐわない反面。別に『構わない』という人間もいる。
"決まり"を決まりとして受け入れる人間だ。

これが気に入らない。

決まりを受け入れられない、自分。
決まりを受け入れる、他人。

そんな事があって良いわけがない。
自分が"NG"なら、皆等しく"NG"で無ければならない。

だか、何度も書いているが、人間は自由だ。何をしても、何を受け入れても自由だ。

すると、受け入れられない人間は、その行為、考え自体が単なる"ワガママ"になってしまう。

それは困る😓、のだ。
自分はいつも"正しく"、"被害者"であり、間違っているのは他人だ。
…だって、人間は自由で平等だ。

自分"だけ"が"受け入れられない"なんて"不平等"だ。

だから、まず(その条件自体がおかしい)と言いたくなる。

どうおかしいのか?

それが「ややこしい」だ。
本当は別にややこしくもないのだが、条件を受け入れられない自身より、『分かり辛い』事を"発して"来た他人がおかしい。

『俺(私)は、ややこしいから受け入れられないのだ! 俺(私)は悪くない!)

と言いたいのだろう。

これは俺が、社会や組織の色んな人間を見てきて気付いた事だ。

「ややこしいんだよ」を連発する人間には気を付けろ!

彼らの言う「ややこしい」は詳細が分からないという事では無く、要するに「俺の理解出来ない事をするなや!」というワガママに他ならない。
「俺が把握出来ない事をするな!」である。

パワハラをする"上司"はこんな事を必ず言う。
自分に有利な状況でしか動きたくない馬鹿がいるのだ。

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これをpsychology conditioning(心理的条件付け)という。

自分を取り巻く条件を多く付け、他者を心理的に縛る。
自分が有利な"場所"でないとアクションを起こさない。

心理的に"上"にいたがるから、条件が多くなるのだ。
これも『建前』と言える。

プロレスにも条件はある。
いや、有りまくると言って良い。

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何故なら、プロレスの勝敗は決まっているからだ。
『相手を勝たせないといけない』という条件だ。
そして、『技を繰り出して、観客を盛り上げなくてはならない』という条件…。

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プロレスの『建前』は、"最強"だ。
『俺は最強だ!』という建前と、『真剣に戦っている』という建前がある。

人間はこの"建前"(条件)が大好きだ。

条件を他人に与える事で、自分の"地位"や"待遇"を確保したがる。
たから、"条件"をつけまくる。

プロレスを"真剣勝負"だと思えば、思うほど、それは"建前"を守る事に違いない。

だが、プロレスは真剣勝負ではない。
それは分かっているのであれば、そもそもプロレスを楽しむ事が出来ない。
(…なんだよ。八百長かよ?)ってわけだ。

パワハラの"条件付け"を非難する俺だが、プロレスの建前(条件)は理解している。
過去には、その建前を信じていた。

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(Uインター最強説…)

つまり、「ややこしい」と条件を付けてくる人間は、皆『嘘つき』とも言える。

嘘を付いて、自分を守っているのだ。

そんな人間は哀しい😖💦
自分を条件で縛らないと生きていけないのだ。

哀しい人間だ。

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恥を知るべし。

そして、そういう"条件付け"してくる奴の条件は放っておけば良いのだ。