鈴木篠千の日記

2度目の移籍。浜松近郊でフリーライターしてます。①日記(普段の生活やテレビの話題と社会考察) ②プロレス心理学(とプロレス&格闘技の話) ③非居酒屋放浪記 ④派遣録(派遣していた&いる時や過去の話)

プロレス心理学51 剛力WWE理論

ちょっと前になるが、女優でモデルの剛力彩芽とZOZOタウンの前澤社長が、ロシアW杯を自家用ジェットで観戦に行き、それをSNSに上げて、大批判されていた。

オレはこれにプロレス、特にアメリカンプロレス🗽"WWE"を感じている。

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この騒ぎだけを言えば、特に何も感じない。
若い女の子が金持ちの彼氏と一緒に旅行して、それをSNSに上げて、何の問題があるのか?

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完全な"嫉妬"ではないか?

これが、昔からの"大剛力ファン"(?)であったなら、『前澤め~😡⚡』となるのは分かる。

だが、そんな奴らばかりが嫉妬しているとは思えない。

金持ちがお金を使って、何が悪い?
また、それを彼女と楽しむ事に何の問題がある?

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勝手にすれば良いのだ。


しかし、当の前澤社長はこの騒ぎに"乗じ"、自分に対してのアンケートをしたりして、なんか"利用"している感がないか?

この手法って、プロレスではないか?

オレはプロレスを見始めた頃(全日)、アメリカンプロレスに否定的だった。
「プロレスなんて八百長だろ?」という見方に"否"と言いたいが、実際の試合を見る限り、それは言えない。

その頃のアメリカンプロレスは、WWF(現WWE)とWCWがあったが、かなりショーアップ👯されていた。
『あんなもの(アメリカンプロレス)があるから、日本のプロレスまで八百長に見られるだよ💢』とオレは思っていた。

そのうち、"Uインター"などの"格闘技"っぽく見えるプロレスにハマり出すと、一層、アメリカンプロレスが馬鹿らしく見えた。

※スコティー・2・ホッティーの"ワームチョップ"を見た時など『これを認めるのか、アメリカよ!』と怒ったものである。
そして、(日本のプロレス、特にUWF系は違う。一見、プロレスっぽい試合をしているが、あれはリアルファイトに向けての準備なのだ)と思っていた。

…無論、日本のプロレスもショー👯である。Uインター(UWF)もそのプロレスの範囲を出ていない。

アメリカでは既に「プロレスはショーである」と認知されていて、いわゆるテレビドラマや劇のような扱いであった。

だから、ドラマチックな展開が起こる。

嫉妬、裏切り、権力争い、不倫…。

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様々な事が"ショー"として起こる。
まさに"ソープオペラ"だ。

アメリカンプロレスはショーであり、そこで行われる事は、"フィクション"に過ぎない。

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アメリカンプロレス(WWE)には、「マジか!」と思える出来事が多数起こる。

トリプルHは、ステファニー(悪のオーナー、マクマホンJrの娘)と本当に結婚し、本当に離婚した。(書類上で)
だが、二人は再び夫婦になり、10年以上が経った今も一緒にいる。

"ストンコ"スチーブン・オースチンは、カート・アンクルの金メダル(本物)を川にぶん投げていた。
(その後、戻った?)

ミック・フォーリーはテイカーに金網の上から落とされ、肋を複雑骨折した。
(引退の遠因?)

全てが"お芝居"(ショー)なのだが、リアリティーを踏まえたショーなのだ。

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そこにファンは熱狂し、興奮する。

リアリティーを見せつつ、"プロレス"する。
"プロレス"の中にリアリティーがある、と言えるし、
リアリティーの結果がプロレスとも言える。
リアリティーから始まり、プロレスに収束するとも見える。

リアリティーとプロレスが抜群❇の"配合"で展開する。
ショーとして、完璧だ。

それがアメリカンプロレス(今のWWE)だ。

下手なドラマを観るより面白い。

オレは"10.9"以降、プロレス全体を見るようになり、ようやくアメリカンプロレスも楽しめるように成れた。(ここ十数年)

前澤社長の行動はこれに見える。

剛力彩芽との交際は事実だし、プライベートジェットの観戦も本当。それに言われ無き、批判があったのも本当。

そして、それを"起点"として、世間に"プロレス"を仕掛けていないか?

批判も賛同も自身の価値を上げるファクターとしていないのだろうか?

断っておくが、もしそうだったとしても別に前澤社長は悪くないし、批判する事も出来ない。

何故なら、彼は社長であり、企業家で、商売人である。
己の価値を高めても悪くはない。
全て彼の"経済活動"である。

それに対し、"彼女"である剛力彩芽が嫌ならば辞めたり、別れたら良いだけの話に過ぎない。

その経済活動の手法として"プロレス"、それもWWE的なアメリカンプロレスのやり方をしているように見える。

そう思えば、前澤と剛力彩芽に嫉妬している人間も少し違った感じにならないか?

全てがショーであり、前澤社長のパフォーマンスなのだ。

リアリティー(現実)は、全ての人に通ずる"感覚"である。
怒り、悲しみ、嫉妬、愛しさ…。
そんな"本物"の感情を見て、感動したい。

だが、それを毎日浴びていたら、人間は疲れてしまう。
だから、テレビドラマや劇で"仮想"として味わう。

そこにリアリティーを感じるのは、観ている側が、似たような経験をしたり、したいと望んでいるからだ。

だから、仮想(プロレス)に引き込まれてる。

そう考えたら、プロレス(特にWWE)は良くできているし、前澤社長はなかなかの策士だ。
素晴らしいとさえ思える。(嫉妬じゃないよ…)

リアリティーに仮想を。
そして、仮想の中にリアリティーを…。

それで人間の心理は激しく揺れてしまうのだ。

批判しても仕方ない。
というか、批判さえも"有り"になる。


ちなみにオレは、前澤社長の『プロ野球参入』に大賛成だ。
(出来たら四球団増えて4リーグ制を!)