鈴木篠千の日記

2度目の移籍。浜松近郊でフリーライターしてます。①日記(普段の生活やテレビの話題と社会考察) ②プロレス心理学(とプロレス&格闘技の話) ③非居酒屋放浪記 ④派遣録(派遣していた&いる時や過去の話)

プロレス心理学83 自分を"辞める"人

今まで経験した職場で、何かあると「辞める!」と言い出す奴が必ずいた。
一人はいた。

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「もう辞めるてやる!」

それが新人などではなく、ベテランや長く勤め上げた人がそう言い出すのを何度も見た。

その多くは自分が辞める事を『取引先』の材料にして、待遇や自分の意思を押し通そうする"駆引き"だろう。

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辞めると言い出し、『辞めちゃうの?』と困らせるのが目的、

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姑息な手だ。

自分の"立場"と引き換えに、自分の意思を天秤⚖️にかけさせるのだ。

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何かあれば、「辞める」と言い出す事自体は悪くない事だと思う。

その組織、居場所、グループが自分の思い通りにならず、自分の意思を実行出来ないのなら、去る。

自分が必要にならば、自分の"要求"を通せ。通さないならば、その場から離れる。

ごくごく当然の話だ。

だが、あまり上手い"策"ではない。
この『辞める』は1度しか使えないだろう。
何かある度に『辞める』と言い出しては効果が薄くなる。

『辞める』と言い出す人の問題は、『自分の目の前にある、自分ではどうにも出来ない物事をどうするか?』なのだ。

社会に出たら、自分の思い通りにならない事が多い。

その度に『辞める』と自分の身を"捧げる"のは稚拙であり、短絡的だ。

そして、危険だ。

存在か、消失。
継続か、断絶。
生か、死か。

そんな"選択"しかできなくなる。
それで"消えて"しまった馬鹿を俺は何人か知っている。

俺が絶対に認めたくない人間だ。

自分の思いが通らなければ辞める。辞めないと納得がいかない。

それはまた"思い込み"だ。
別に辞めなくても、良いのだ。

自分の思い通りにならない物事が起こったら、それを前にして考え、時に抗い、妥協して、乗り越える。

『辞める』は"逃亡"だ。
それも時にはアリだと思う。

『他人を"排除"したがる人間は、やがては自分を"排除"する』

自分を『辞めて』はいけない。
困難に挑まず、すぐに自分の身を捧げるのは、間違っている。

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『辞めたら、どうにかなる』などは"幻想"だ。
辞めてもどうにもならないのだ。
取り組まないと、いけない。
物事は変わらない。

辞めるから、何かが変わる事は無い。

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辞めても変わらない。

それを思っておくべきだ。
辞めてはならない。辞めてどうにかなる事は無い。
"逃げ"るのは良い。
また違う方法を探して、挑むのだ。方向を変えるだけだ。

『辞める』先にあるのは、自分の思い通りに成らなかった"現実"だ。

思い通りにならない世の中、社会をどうするか?

それを感じ、考え、争うしかないのだ。
逃げても良い。
消えるな。