鈴木篠千の日記

2度目の移籍。浜松近郊でフリーライターしてます。①日記(普段の生活やテレビの話題と社会考察) ②プロレス心理学(とプロレス&格闘技の話) ③非居酒屋放浪記 ④派遣録(派遣していた&いる時や過去の話)

プロレス心理学89 "惜しい"男

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少し前になるが、新日のKUSHIDAが退団した。

最近、WWEの下部組織、NXTでのデビューが決まったらしい。
このまま、シンスケ・ナカムラのようにトップ戦線(WWEJr.の…)に食い込んでいくのか?

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KUSHIDAは実に"惜しい"レスラーだ。

2006年頃に新日に入団。
入団前は総合(格闘技)のリングに上がったりしていたらしい。

そのスタイルは

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グラウンド技(間接技)とルチャ系の流れを織り込んだ"ミックス"スタイルであり、

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ある意味、"美味しいトコロ取り"の理想的なスタイルと言える。
IWGPJr.のタイトルも4回は戴冠。
ベストオブスーパージュニアも獲り、他団体の主力選手と戦ったスーパーJカップも優勝。

凄い経歴なのだが、KUSHIDAは何故か、ブレイクした感じがしない。

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何故だろう?


なんと言うか、"レジェンド"感が無いのだ。

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あのライガーのような『ジュニアと言えば…』が感じられない。

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かなり応援したくなるレスラーなのだが?
彼を見ていると、『歯がゆい』というか、『惜しい』という気持ちになる。
『ブレイクできそう』なのに、『ブレイクしない』感じが何とも言えない。

そんなKUSHIDAが日本を離れ、アメリWWEに挑戦。

何とかブレイクして欲しいが、"キャラクター重視"のアメリカンプロレスで、KUSHIDAはどうなるのか?

俺がKUSHIDAに感じる『閉塞感』は、社会に感じる『飢餓感』と似ていないか?

『何だかな…』
『何か違う…』
『もう少し出来たか?』

身に起きた出来事に"不足感"を持ち、『もっと、もっと』と思うのは人間の常だ。

俺は、KUSHIDAに不満を感じたが、違う人間からしたら、『充分』、『スター』なのかもしれない。

まさに"決め付け"だ。

他人からの不足感などは、あくまで他人からの"評価"であり、本人の真価とは別である。

また、他人からの評価など、ほんの少しの"流れ"や"好評"で変化する。

気にする必要は全く無い。
(…して無いか?)

だから、KUSHIDAには活躍して欲しい。

WWEを代表するレスラーになって欲しい。(…すでに戸澤か?)

俺の"決め付け"を訂正して欲しい。

以前、友人に何事に納得いかないと、やたらと「…何か違うよね?」と言う奴がいた。

そう言う友人は、"起きた出来事"に対して、"評価"する事しかできない人間だった。

つまり、"腰抜け"だ。

評価する事など、誰でも出来る。
起こった物事に対して、あれこれと言う事は簡単だ。

だが、自らがその評価を受ける立場にならなければ、他人からの評価は変わらない。

『何かが違う』のであれば、自身で変えるしかない。
そして、『他人の評価などほとんど聞くに値しない』(@RHYMESTER)だ。

だから、KUSHIDA!
ブレイクスルーしてくれ!