NHKのスペシャルドラマ『こもりびと』を観た。
松山ケンイチが40過ぎの中高年“ひきこもり”を演じていた。(父親役は武田鉄矢)
中高年のひきこもりが問題になっているのを受けて、作られたようだ。
フリーハーツの名曲♪が使われていて、どこか嬉しい。(中学の頃、よく聴いたな~)
大学受験に失敗し、就職にも失敗。
非正規で働くが、人間関係と自己プライドに負けて、ひきこもりに。
少し俺と“リンク”するところもあるが、俺は引き篭ってはいない。
俺は、病気で全てを失った俺は、金も仕事も無く、“グズ”のように生きていた。
だが、引きこもるような余裕は無かった。
両親もそんな事など許さなかっただろうし、俺自体、引きこもる気持ちなど微塵も無かった。
何故なら、俺は「俺の人生まだまだ♪」と思っていたからだ。
バイトや日雇い仕事をしては、現場でモメて、他人にバカにされ、バカにしてどうにか生きていた。
このドラマの主人公の雅夫(松山)は、『俺は生きる価値がない』などと言うのだが、生きる価値のある人間などどこにいる?
今の俺も、自分に生きる価値があるか?などと尋ねられたら、「無いかも…」と言うかも?
しかし、一番好き俺は「生きていたいから、生きている」。
文句あるか、このバカ野郎、と周囲に思って生きている。
ドラマは、雅夫と親父(武田)との軋轢と和解を軸に描かれていた。
「同調圧力」という言葉が出て来た。
俺の一番嫌いな言葉だ。
「誰がてめえみたいな間抜けに“同調”するか!💢」と思って生きていたら、誰も相手してくれない。
(これを読んでいるてめえだよ笑)
だが、誰かに同調するのは俺はとても苦痛だ。
礼儀など大嫌いだし、選らそうなバカは全員殴りたくなりながら生きている。
しかし、そこに待っているのは“孤立”だ。
孤立しても良いが、どこかで妥協していかなくてはならない。
バカと付き合うのは疲れるな、などと思うが、一番バカなのは、そんな俺だ。
引きこもりは意味が無い、と思う。
ひきこもりしても何の解決にもならないからだ。
だが、引きこもりたくなる気持ちは分かる、つもりだ。
世の中は自分以外、バカばかりだ。
そして、自身が一番バカ野郎だからだ。
そろそろだ…。