日本人が老後に貧困する可能性があるのはかなり高く"感じられる"。
事実、皆『老後の備え』をしているだろう。
公的保険機構で働いていた頃、たまに老人から『金くれ!』というダイレクトな手紙が事務所に来ていた。
(…副所長が対応していたな)
だから、野党の言う『積立金』などは少し間のズレた話に思える。
ポイントはそこではないだろ?
日本の年金制度は無くならない。
公的保険機構が無くなっても、"社会保障"を目的とした"年金システム"は無くならない。
機構に変わって違う『年金保険機構』が出来るだろう。
問題は、『払う』金額と『その後に貰う金額』の"差"をどうするか?、という恒久的な問題を解決せずに『ズルズルとここまで来た』というだけではないのか?
実際、民営化された公的保険機構はそれなりに踏ん張っていると思う。
過去の"負債"に苦しみ、失われた信頼に苦しみ、組織としての"下らなさ"を引き摺りながら、何とかやっている。
給付の部分の、少子化、未払いという問題からして、老後の個人財政を年金のみに頼るのは無理がある。
今頃騒いでも、確かにどうにもなりない。
あのホリエモン(堀江貴文)が指摘したが、今の我々が出来るのは、納税(保険料納付)だけだ。
ホリエモンは以前から「これからはAIが仕事をする。人間はベーシックインカム(最低限の生活費の支給)により生活していくべき」などと行っていた。
そんな金💰がどこから出るか分からんが、言いたい事は分かる気がする。
人間が労働しなくなるから、そこで得るはずの賃金を社会保障として手にする。
少し考えにくいが、そういう風になっていく気もする。
何故なら、世の中はどんどん便利になる。PCが人間の代わりに正確で素早く働いてくれる。
人間がその"管理"のみをすればよくなるのだ。
だが、労働=賃金という絶対的な対価方式が社会にあるなら、便利になればなるほど、人間が手にする金は少なくなる。(皮肉だ)
これをどうするか、としたら確かにベーシックインカムなどの社会保障で"埋めるしかない"
年金を拡大して、全日本人を網羅する保障にするしかない。
老後に2000万円欲しくなるのなら、それだけの過剰金を得ることの出来る"手立て"が欲しくなる。
だから、ホリエモンのベーシックインカム論はあながち間違っていないと思える(財源は別にして)
…ただ、俺はホリエモンの話し方が癪に触って嫌いなので賛同したくない。
どうにもムカつくのだ。
この話もホリエモンの口から吐かれなかったら、賛同するのになぁ。
理論は賛成だが、話し方で反対したくなるんだよね。