鈴木篠千の日記

2度目の移籍。浜松近郊でフリーライターしてます。①日記(普段の生活やテレビの話題と社会考察) ②プロレス心理学(とプロレス&格闘技の話) ③非居酒屋放浪記 ④派遣録(派遣していた&いる時や過去の話)

デリバリー契約営業


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ネットで気になった記事があった。


『デリバリー契約営業』という仕事を知っているだろうか?


コロナ禍の新業種である。


去年の“第2波”の頃、飲食店🍴🍝の売上か急落し、どこでもテイクアウト(持帰り)が増えた。

それでも、来店時以上の売上が見込めず、デリバリー(宅配・配達)で売上を伸ばそうとした。

だが、デリバリーで安定した収益を見込むならば、個人、会社などと“配達契約”をしなくてはならない。

これがなかなか難しい。そんなノウハウが飲食店側にはない。

また、個人商店などは特に。

度胸もないだろう。

 

一方、“リモート”が推進されても、環境整備が整わなかったり、そもそもリモートで完遂する仕事でないと、会社に出勤するしかない。

一度職場に出たら、昼には昼食をとる事になる。

しかし、昼飯は食べたいが、感染のリスクがあるので、いちいち外に出たくない。

デリバリーで食事🍴🍝が頼めたら、かなり楽だ。

だが、以前はよく行っていた店が必ずデリバリー対応してくれるかは、分からない。


で、飲食店はますます客足が遠のく、という状況になった。


デリバリー先を探している飲食店🍴🍝と、


デリバリーして欲しい会社、職場🏢


それを繋ぐのが『デリバリー契約営業』だ。


飲食店の代わりに企業に「◯◯◯のランチ、デリバリー出来ますよー」と“営業”してくれる“営業請負業”の事である。

アウトソーシングである。

 

たまに会社などに来る“給食営業”と同じだ。

あれを、この状況で苦しくなった飲食店でデリバリーを始めたところに持ち掛け、デリバリー先を探し、契約する仕事。


これが第2波の時には、そこそこ当たったらしい。

飲食店側の理由者もかなりいて、契約する企業も多かったようだ。


なかなか“隙間”を突いた、良い商売に思える。

 

だが、第3波の現在、問題が浮き彫りになってきた。


というのは、レストランなどで以前ならランチメニューなどがある飲食店は、それをそのままデリバリーにするのだが、そうではない飲食店には、お客からアラカルトを求められ始めた。

つまり、お客個人ごとに細かい要望を出し始めたのだ。

『今日の俺の弁当の春巻、餃子に変更ね』とか、『今日の昼飯、カレー🍛だったけど、カレーうどん🍜に出来ない?』と細かな注文が入るようになる。


営業側は、それを飲食店側に“お客様からの注文”として伝える。


しかし、それに飲食店が対応したがらない傾向にあるのが、問題になっている。


デリバリーする側の飲食店は『これ(デリバリー)はあくまで“臨時手段”いちいち細かなオーダーに応えてられねぇよ。直接の対面販売なら分かるけど…』という事だ。


そして、細かなアラカルトが聞き入れられないと、お客は“逃げ”しまう。


これは、この状況と今後をどう見据えているか?、という問題を含んでいる。


こんな“コロナ”の状況は異常であり、収まれば以前のように戻り、また“通常営業”に戻り、デリバリー契約など不要になる、と要望に応えたがらない飲食店らは思っている。


そして、『もう二度と以前のようには戻らない』と考えている人間もいる。

対面販売などは厳しく規制され、テイクアウト、デリバリー需要が増大する。もう以前に戻る事はなく、新しい営業形態を模索していくしかない、と思っている。


どちらが正しいのか?

俺には後者のように思える。


確かに以前のように、気軽に飲食店(特に居酒屋🏮)に入れ、普通に飲み食い出来る日常の再来を願っている。


だが、それはもう厳しそうな感じに思える。


デリバリーでも、以前の店舗販売のように細かな対応をするようになっていくだろうな。


で、対応出来ない店は潰れてしまう。

もう戻れないのだ。現状にアジャスト(適応)していくしかない。


それが、この記事からも分かった。