先日の日曜。
極楽とんぼ加藤浩次の“エージェント契約終了”の話題をしていた。
で、少しびっくりした。
話題の取り上げ方が『これからも頑張れ、加藤』という感じで終わったからだ。
…おちおい、それは違うだろ?
契約終了理由は、『吉本側に“旨味”が無いから』という。
それはおかしい。
元々、エージェント契約では雇う側(吉本)の取り分が減るのは当たり前だろう。
雇う側と雇われる側(芸人)に、圧倒的な差がある時。
そこにエージェント(代理人・代弁者)を挟む事でその“差”を埋めるのだ。
エージェントは依頼人(芸人)に有利になるように動き、交渉するのだから、雇う側の“割合”は薄くなる。
それを何故、ここで主張するのか?
俺はこの契約終了は、やはり粛清ではないかと、思っている。
何故、吉本は『割合(取り分)が低い』事を理由に加藤浩次を“切った”のか?
それは一昨年の芸人“闇営業”問題での、
加藤浩次の“造反”にあるだろう。
この問題で吉本の上層部に噛み付いた加藤を、吉本は許さないのだろう。
で、彼をエージェント契約にした。
俺は吉本のエージェント契約を「そのエージェントは本当に公平なのか?」と思っていたが、違った。
エージェント契約は、こうして“切る口実”を作る為だったのだ。
エージェント契約だから、吉本の取り分は減る。
減るから、契約はしない。
という“流さ”に持っていきやすくなる。
それが狙いだったのだ。
吉本は“加藤の乱”を許していない。
いや、吉本は反乱を許さない。今、エージェント契約している芸人は全て“契約終了予備軍”と言える。
会社とは、組織とは、そんなものだろう。
“自身”に逆らうものを絶対に許さない。
許したら、組織では無くなるからだ。
個人に妥協し、寛容になれば、組織は成り立たない。
だから、粛清する。
加藤浩次への契約終了は、絶対に粛清だ。
俺はそう確信している。