鈴木篠千の日記

2度目の移籍。浜松近郊でフリーライターしてます。①日記(普段の生活やテレビの話題と社会考察) ②プロレス心理学(とプロレス&格闘技の話) ③非居酒屋放浪記 ④派遣録(派遣していた&いる時や過去の話)

8/14 “煽り”の困難さ


繰り返される新日本プロレスの乱入劇に高まるファンの不満…横浜武道館に響いた抗議の足踏みへの答えとは : スポーツ報知

 

ベルトを持つ鷹木へのEVIL乱入が連発して、ファンが飽き飽きしているようだ。

コロナで客数と試合数が減り、ファンは“密度”の濃い試合を見たがっている。

そこに、乱入して試合を“壊す”ので、ファンは「…またかよ💢」となる。

 

ここがプロレスの難しいさだ。

 

改めて書くが、プロレスはショー👯‍♀️である。

レスラーらは、“協力”して闘い、“闘い”というショーを見せてくれるのだ。

何故、協力するのか?

それは、観客を興奮(ヒート)させる為だ。

“悪役”(ヒール)は、卑怯な手段や卑劣な技を出し、観客の憎悪を浴び、そこに“主役”(ベビーフェイス)が“巻き返し”、悪役を完膚なきまでに倒す。

 

それがプロレスの“王道”のスクリプト(台本)であり、“アングル”だ。

 

だから、悪役は卑怯な事をしまくる。

EVILは鷹木との選手権試合(IWGP世界ヘビー)が決まっているので、それまでに観客を“煽って”いるだけだ。

EVILは実に“真面目”な悪役なのである。

 

だが、やり過ぎるとこうやって批判されてしまう。

 

『観客を興奮させる』という事がいかに難しいのか、分かる。

煽らないと、観客は興奮しない。

煽り過ぎると、観客は飽きる。

 

この度合いが実に難しい。

この記事を見て、EVILがさらに観客を煽り、その憎悪を増幅させたら、彼は悪役として“一皮剥ける”気もするが?