鈴木篠千の日記

2度目の移籍。浜松近郊でフリーライターしてます。①日記(普段の生活やテレビの話題と社会考察) ②プロレス心理学(とプロレス&格闘技の話) ③非居酒屋放浪記 ④派遣録(派遣していた&いる時や過去の話)

10/10 甘利疑惑と怒る支援者

岸田内閣がスタート。

 

その早々。


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新しく自民党幹事長になった甘利氏の賄賂疑惑を野党が攻めている、というニュースを見た。

総選挙前に与党の“マイナス面”を引き出そうとしているようだ。(ネガティブキャンペーン?)


甘利元大臣の賄賂受領が騒がれたのは、もう4年も前だろうか。

確かあの時、現金授受の“現場音声”が公開されていた(…と記憶がある)


その時の甘利氏の対応はあまりにもおかしかった。

現金の話に対して、甘利氏の声は「…あぁ」とか「…はい」とかかなり“呆けた”ような受け答えだった。

は(…おいおい、このおっさん、こんな感じで現金もらってんのか?)と思って呆れた印象を持った。

それほど甘利氏の対応は曖昧でどこか他人事のような雰囲気で受領を了承していたからだ。


だが、今から思うと、甘利氏からしたらあの“賄賂”は他人事にしたかったのではないか?


後から分かったが、世の中には“賄賂”をする人間がいる。

支援者、という人たちだ。


政治家はいずれも、“利益団体”の支持を得て議員になっているから、その“支援者”の意向を無視できない。


つまり、賄賂を“断る”と怒る“支援者”がいるのである。


賄賂拒否=団体・組織の利益を損なう⇒関係者やその家族に利益が回らない、となる。


これは支援者からしたら、『お前、誰のお蔭で政治家してんだ💢』『俺たちの仲間を“裏切る“のか💢』というなる。

そして、政治家に対し、強引に賄賂を渡す。

『これでアンタの俺たちは一蓮托生だ』と思わせるのだ。

そうしないと、己の仲間らが路頭に迷いかねない。

だから、怒る👊😠


甘利氏は、そんなやり取りをこれまで数多く見てきたのではないか。


大臣になると、すぐにそうした利益団体が接触をしてきて、賄賂を渡し、「甘利さん、またお願いしますよ~」と便宜を願ってくる。

嫌がると怒り出す。


そんなやり取りを散々と見てきて、もはや賄賂の授受が馬鹿馬鹿しく、あんな受け答えになったのではないか。


賄賂の受け取りは文句なく違法だ。

受け取り、便宜を図る政治家は辞職すべきだと思う?


だが、渡す方も問題ではないか。


無理な話を金銭でどうにかしようとし、政治家に賄賂。受け取り拒否すると不機嫌。

あまりにも短絡的だ。


受け取る方(甘利氏)もダメだが、渡す側も問題があるような気がする。

 

そういう奴らも、また政治家の回りにいるという事である。