「お前、何様だよ💢」
俺が言われる言葉だ。
特に派遣の現場ではよく言われる。
少しの事で頭に来て、“上司”(派遣先)に突っかかる俺は、相手からしたら、俺ほど嫌な奴はいないだろ?
生意気であり、厄介なバカだ。自覚はしている。
(こんな40才…)
些細な事を捉え、揚げ足を取り、やたらと反抗してくる非正規のバカ(俺)。
そりゃ「お前、何様だ💢」と言いたくなる。
組織(会社、学校…)ではとにかく“協調”を主張してくる。そうしないと組織として回らないからだ。
有り体な言い方をすれば、『派遣(社員)などは会社の“駒”に過ぎない』である。
駒を集めたのが、組織(会社)だ。
その駒がいるから、組織は回る。
↓
回るから、駒と言えど、その存在は“大事”
↓
大事だかは、大切にはするが…、
↓
言うことを聞かない“派遣”(駒)など要らない。
↓
「お前、何様だよ?💢」
…となる。
俺を“組織側”から見ると、何故か“偉そう”に見えるのではないか?
頭に来るのだな。
俺は、自身の勝手(自由)を欲する。
他人からごちゃごちゃ言われるのが大嫌いだ。
何も所属しない(無所属)というのは、何か所属している人から見ると、“自分勝手”、“我が儘”に見えるのだろう。(やはり自覚あり)
だが、俺は“威張って”いるつもりはない。
“何様”でも無い。
こちらは、あなた方(組織、会社、派遣会社)の意思一つで“消される”存在ではないか?
威張り散らすような事はしない。
平身低頭、従っている。
それを「何様?」と怒られる謂われはないだろ?
俺からしたら、「…なら、お前こそ、何様だよ?」と思う。
俺からしたら、相手から「俺はお前の“雇い主”だ。お前がこの組織(会社)に居られるのは、俺がいるからだ」と言われている気がして、余計に逆らいたくなる。
「何故、お前の指図を受けないといけねぇーんだ?」と思ってしまう。(中二病?)
何故なら、俺は“しがない派遣”であり、他人の気持ち1つで“消される立場”だからだ。
そんな奴(俺)に、「何様?」と怒る必要があるか?
「お前、何様だよ?💢」の答えは、「別に何様でもないよ」もしくは「お前こそ、何様だよ💢」である。
派遣社員↔️派遣先という関係性からすると、圧倒的に“雇われている側”(派遣社員=俺)が弱い。
それなのに、「お前、何様た!?」と訊かれるのは、「あんたの奴隷ですよ…」と言わせて、そちら(雇い主)を満足したいからか?
馬鹿らしい…。
「何様だ!」
「お前こそ、何様だ!?」
そんな言い合いは、どちらが“上”かを争う『何様ランキング』の決め合いようだ。(派遣の方が圧倒的に弱いが)
下らんな、と思う反面、そうした中で俺はまだ生きている。
これからも生きていくのだろう。
そして、これからも俺は“逆らって”いくだろう。