鈴木篠千の日記

2度目の移籍。浜松近郊でフリーライターしてます。①日記(普段の生活やテレビの話題と社会考察) ②プロレス心理学(とプロレス&格闘技の話) ③非居酒屋放浪記 ④派遣録(派遣していた&いる時や過去の話)

10/17 母とオルガン

子供の頃、家にオルガンがあった。

母親がどこからか、買ってきた中古の電子オルガン。

時々それを弾いていた。


…と言っても、あまり熱心さはなく、たまに気が向いた時や音楽の宿題や課題の時に弾くだけ。

中学生になると誰も触らなくなり、そのうち“洗濯物置場”になっていた。


1度、母親に「なんで、これ(オルガン)買ってきたの?」と尋ねた事がある。

母はうるさそうに「音楽をやれば、あんたら(俺と弟)が“頭良くなる”と思ったんだよ💢」

内心(はあ?)と思った。

そんなわけあるはずか無い。 オルガンを弾いただけで、素直になったり、成績が上がるはずかない。


今から思えば、あのオルガンは母の願望だったのだろう。

俺や弟をそうした風に育てたかったのだろう。俺は親不孝な長男だ。


あのオルガンに思い出は皆無だ。

弾いた事は覚えているが、ほとんど思い出がない。弟や誰かとオルガンで遊んだりした記憶も無い。


楽しい思い出でも無ければ、悲しい思い出も無い。


ただただ、母親の“信念”が籠っていたオルガンだった…。

それが嫌だったのかも?

 

明日、親父が検査の為に再入院する。