鈴木篠千の日記

2度目の移籍。浜松近郊でフリーライターしてます。①日記(普段の生活やテレビの話題と社会考察) ②プロレス心理学(とプロレス&格闘技の話) ③非居酒屋放浪記 ④派遣録(派遣していた&いる時や過去の話)

12/26 宝くじに“当たらなかった”話

 

昨夜は明石家サンタは採用されず…。

“当たらなかった”…。

 

そもそも26時(深夜2時)に“離脱”したが…。

 

『当たらない』で考えさせられる事を思い出した。


俺はオカルト的な話(UMA👽️や都市伝説👾)の話が好きだ。

しかし、全く信じていない。

そういう“エンターテイメント”として楽しんでいる。


なので、これはオカルトな話ではなく、“確率”や可能性の話だと思うのだが?

 

一昨日(12/24=Xmasイブ)のような寒風🍃のとても強い日の話だ。


もう数十年前。

俺は住宅地図の“調査員”のアルバイトをしていた。

静岡県西部のとある町を調査していた時の事だ。


その日は快晴だが、ものすごい風が吹いていた🍃

俺は地図を片手に、担当地域の住宅を調査していた。

そこは周りに建物がなく、パチンコ屋とコンビニしかない少し大きな道路がある地域だった。

そこを歩き回り、調査、確認するのが俺の仕事だった。

 

ふと見ると、道沿いの田んぼの脇に木箱が置いてあった。

(…へ? なんでここに?)

周囲に民家がない田畑の道路脇に汚い木箱があるのはかなり違和感がした。

興味をそそられ、蓋を開けた。それは嵌め込み式になっていて、軽く開いた。

で、一瞬驚いた。

札束💴がぎっしり詰まっていたのである。


…だが、それはよくみると宝くじ🎫の券だった。

その時は既に1月の半ば。

…なーんだ、年末ジャンボのハズレくじ券を大量に捨てたのか? ずいぶんな捨て方だな、おい)と思った。

俺は券の詰まっていた木箱をそのまま閉めて、調査に没頭した。


そして、次のパチンコ屋の駐車場の広さをチェックしていた時だ。

 (確か、宝くじって“下一桁”の数が合っていただけでも300円くらい当たりだったなぁ)と思い出した。

(あのハズレくじ券、50枚以上はあったかな?)

 俺の中で“悪い考え”が浮かんだ。

  (少しは“当たり(少額)”の券があったんじゃかいか?)

 どう見ても“廃棄物”だった。

 拾っても問題ないのではないか?


 当時、会社を辞めて地元に戻っていた俺は貧乏だった(今も?) 


 俺は先程の田んぼ脇に戻って木箱の宝くじ券を拾おうと思った。

 だが、躊躇した。

 明らかに捨てたようだが、確認したわけではない。置いてあっただけだったらどうする?

 しかし、みすみす“現金👛”を見過ごすのも口惜しい。


 俺は駐車場の真ん中で強風に吹かれて、悩んでしまっていた。


そして、諦めた。

あれを拾っても、所詮は拾得物だ。

落とした(捨てた)誰かのモノだ。数百円👝を得ても、返さないといけない。

俺は馬鹿馬鹿しくなった。

真面目に住宅地図の調査を続けようと思った。


で、駐車場のそこから離れようとした瞬間だ。

猛烈は風🍃が吹き付けた。突風だ。


その瞬間…。

駐車場の隣の雑木林から「バキバキっ!」と音がした。

そして、1メートルほどの太い木(幹)が飛んで来た!


思わず「おぉっ!」と驚いて、避けた。というか、俺が数秒前にいた位置に転がった。


飛んで来たそれを見ると、朽ちていた。

その日の猛烈な風で、腐りかけていた木の幹が折れてこちらに飛んで来たのだ。


なかなかの太さだ。

もし、コレが当たっていたら?

もし、あと少しそこを離れるのが遅れたら?

もし、あの宝くじを拾うか、迷っていたら?


俺はおそらく“当たっていた”と思う。


拾った宝くじで数百円👝を得る以上の“負債”になっていただろう…。

当たらなくて良かった…。


運とはなんだろう?

今も俺は思う。