鈴木篠千の日記

2度目の移籍。浜松近郊でフリーライターしてます。①日記(普段の生活やテレビの話題と社会考察) ②プロレス心理学(とプロレス&格闘技の話) ③非居酒屋放浪記 ④派遣録(派遣していた&いる時や過去の話)

2023 2/16 音大卒42歳女性が「手取り12万円」プロのオペラ歌手を目指した

音大卒42歳女性が「手取り12万円」で苦しむ深刻事情 コンビニで働き、プロのオペラ歌手を目指した(東洋経済オンライン) https://news.yahoo.co.jp/articles/56ee7565501c24bad1cf3b9bc45702bb409dca66

 

「音楽しかない人間になってしまった…」

 

彼女はそう後悔していると、記事には書かれている。

 

一つの事に努力するのは正しい。

だが、諦めも必要だ。

 

よく言われる言葉だ。俺たちのようなフリーの人間には昔からよく言われた。

 

だが、そうして人生を過ごしてしまった人は、どうしたら良いのか?

努力を続ける?

諦める?

 

「私は音楽大学出ってことをすごく後悔しています。こんなに貧しくなって、後悔しながらも音楽にしがみついて、まだ音楽を捨てきれないでボーカルとギターのレッスンを続けている。音楽にかかわらなければ、こんな貧しくて苦しい人生じゃなかったかも、普通に生きることができたかも、という後悔です」

 

もう引き返せない人生を送ってしまったこの女性のような40代の人間はどうしたら良い?

 

さらにこの人は可哀想だ。

相談した音大の教授にセクハラされ、恋人との関係も音楽で破綻させてしまった。

今も、貧困に苦しみながら、低賃金でどうにか生きている。

そして、まだ音楽に囚われている。

 

全ての原因は、“音楽”だ。

『オペラ歌手になりたい』と思わなければ、そんな生活に陥らなくて良かった。

 

彼女はそれでとまだ、音楽をしている。

きっと『こんな生活から抜け出したい』と思っているが、“音楽しかできない”から、そうしてギリギリ生きている。

 

何かを変えないといけないのは分かっている。

だけど、気が付けば40代。

もう“変えられない”歳になってしまった…。

 

これは、“変わらなかった”彼女が悪いのか?

 

俺もどうにかしたいと、思っている40代だ。

 

だから俺は、まずは環境を変えようと独り暮らしを20年ぶりに再開し、職も変えようとしている。(ライター稼業は副業化しようと思っている…)

 

この女性のように、去年の夏前までの俺の手取りは12~13万で、オペラ歌手は目指していないが、宛てなく病院で働き、たまにキレて派遣会社や職場の人間と揉めてきた。

で、新型コロナに感染。

誰も助けてはくれなかった💦

 

馬鹿馬鹿しい人生だ。

この女性を笑えない。彼女は“音楽♪”に囚われているが、俺はこの20年、何に囚われてきたのだろうか。

今、人生を変えようと“研修”を受けている俺は心からそう思っている。

 

ブラック企業

地元求人誌からの解雇。

某保険機構の契約職員。

脳腫瘍。

 

俺はそんなものにずっと“引っ掛かって”きた気がする。

 

少し違うのは、“何か”をし続けてきたわけではない。

求人誌を解雇されてから、脳腫瘍になってからロクなことがないが、“~しかない”という生き方をしていない。

逆に言えば、“~しかしない”という働き方を否定してきた。全て“俺の勝手”、“俺の意思”を優先してきた。

 

だから、低賃金でコキ使われて、俺の自由を阻害されるのはたくさんだ。

まだまだ、終わらんぞ。

 

そう、この記事を読み、そして、『派遣録』を書きながら思った。

 

…俺も貧困な中年だ。

この東洋経済オンラインの取材に応募しようかな?