このブログでもよく書いているが、今
静岡第一テレビの『だが、情熱はある』を観ている。
ネットでは酷評されているが、
なかやなか見所のあるドラマと思っている(俺は)
決して『面白い』ではない…。
森本慎太郎演じる山ちゃんのエピソードが、リアルで、実にクソ野郎なのだ。
他人の細かな事が許せず、嫉妬、僻み、嫌みにまみれた芸人人生。
俺は実のところ、山ちゃん自体はあまり好きではない。
リアルの山ちゃんでもクソエピソードをよく聞くからだ。
品川にヒドイ事を言われた話は、品川を(クソ野郎)と思ったが、それでも“売れ出した”しずちゃんへの嫉妬や、元相方への“詰め方”を見ると、
(…この人って、本当に性格悪いんだなあ)としみじみと感じた。
非常に人間として“狭量”だ。
こんなヤツになりたくない、と思える。
だが、それは同時に俺も“こんな人間”ではないのか。
他人に僻み、思い通りにならないと他人を詰めて、惨めさに苛まれるのが、山ちゃんで俺だ。
…いや、俺以外の人間もどこかに“山ちゃん”がいないだろうか?
それを改めて再認識させられるから、観てしまう。
自分の“苦い”ところを見つめられるから、俺はドラマの中に“俺”の“クソ野郎”を見ているのかもしれない。
そして、俺もやるぞ!と思っている。