鈴木篠千の日記

2度目の移籍。浜松近郊でフリーライターしてます。①日記(普段の生活やテレビの話題と社会考察) ②プロレス心理学(とプロレス&格闘技の話) ③非居酒屋放浪記 ④派遣録(派遣していた&いる時や過去の話)

2024 8/3 ① 冷 血

ノンフィクション・ノベルの『冷血』を書いたトルーマン・カポーティの苦悩を描いたら『カポーティ』という映画がある。

『冷血』は語り手視点で事件を追い、自らも話の中に“出演する”という新しい手法(当時)のドキュメント小説だった。(ニュージャーナリズムだったかな?)

日本でいうと『復讐するは我にあり』が同ジャンルの小説かな?

 

カポーティ』では、作者カポーティの冷血制作日誌おける、その苦労や描き方への試行錯誤、編集(?)とのやり取りがリアルに描かれている。

“ラスト”を悩みまくるシーンは『それはノンフィクションか?』とさえ思う。

 

現実は現実として必ず存在する。

だが、それは必ずしも要求されるものではない。

俺も“合シリーズ”という、ある意味ノンフィクションを書いてはいる。

人間関係は複雑で脆く、危うく、解きがたい。

そして人間は単純で、複雑だ。

人の気持ちや行動は“思い通り”にはいかない。

 

『冷血』は一家惨殺犯の内側に切り込んだ傑作ドキュメントだ。

それは犯人の内面に、トルーマンの内面が干渉しているからだ。

読者の興味と共感を上手く煽っている。

 

大事な事は、常に多面的な見方があり、“内側”からでしか分からない事がある。

 

幸せそうな家族は、本当に幸せか?

歴史上の人物は偉大か?

不幸にしか見えないあの人は、本当に不幸か?

その方法は正しいのか?

その方法は間違いなのか?

夏は暑いのか?

冬は寒いのか?

 

そんな事を考えながら、浜松の街中に出て来てしまった💦


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熱帯夜の板屋大通りを眺めてダラダラしている。

 

さて、そろそろ“あそこ”へ行くか?

 

…というか、早く“六兵衛🏮”(閉店)以外の激安居酒屋見つけないとなあ。