鈴木篠千の日記

2度目の移籍。浜松近郊でフリーライターしてます。①日記(普段の生活やテレビの話題と社会考察) ②プロレス心理学(とプロレス&格闘技の話) ③非居酒屋放浪記 ④派遣録(派遣していた&いる時や過去の話)

2024 2/21① ツッコミ『大奥』

デレ静の『大奥』をたまに観ている。

 

ネットで言われているように“ツッコミ”どころが多い時代劇だ。


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家治(亀梨君?)の父、家重が正室(妻)を虐げていたような描写があったが、かなり違和感がある。

小説『まいまいつぶろ』では、薄弱ながら聡明な将軍の徳川家重は側室をはべらかしたり、正妻を蔑ろにする程の勢力はない、と思われる。

 

“女”ならば、“オットセイ”と揶揄された家治の方では?

 

また老中主座の田沼意次が悪辣に現されている。

将軍さえも小馬鹿にする態度…。


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確かに田沼意次は老中として権勢を振るい、賄賂を取り扱っていたが、外国(オランダ)の情報を家治に伝えなかったり、拒絶していたのは違う。

 

田沼意次は経済力の振興が、国力に直結することを知っていて、賄賂💴などは、その金銭の“力”を信じていた。

この時代、日本で経済力に目を付けていた数少ない政治家だ。

 

田沼意次は、鎖国解除を狙っていたという。

外国の情報を遮断させるのはおかしい。

 

また、何故か、


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家治の正室小芝風花)と、この後に老中になり松平定信が幼なじみ?

 

これがこの後の展開にどんな関係が出てくる?

 

だが、そんな事あるの?

都合上の“設定”だろう。

 

細かな事を指摘(ツッコミ)したらキリがない。

 

だが、この『大奥』という時代劇。

メインは、江戸城の大奥が舞台の“ドロドロの人間模様”

嫉妬、足の引っ張り合い、


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権力争い、威張り合い、


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プライド、陰口…。

他人を“認めない”奴らばかりの集まり。

 

どこでも同じだ。

“どこかの工場🏭️”と変わらないな(笑)

 

“ツッコミ”ポイントはあるが、それがこのドラマの“本懐”ではない。

このドロドロの権力争いがポイント。

 

時代考証は二の次。まずはドラマとして楽しめるか、否か、でしかない。