久しぶりに書くなぁ。
最近、非常に腹が立っていたタレントがいた。
YouTuber芸人、フワちゃんである。
いろんな人に対してタメ口、終始フザけた態度、他人を小馬鹿にしたような話し方…。
観ていて、頭に来ていた。😒💢💢
(…何だよ💢、この礼儀知らずのバカは!)
俺も“礼儀知らず”なら負けていないのだが、それを棚に上げて、フワちゃんにキレていた。
だが、彼女は今や大人気であり、テレビで見ない日はない。
なので、俺はフワちゃんが出てくると、その番組を観るのを止めたり、チャンネルを変えたりしていた。
だか、驚いた。
先日、たまたま観た番組でフワちゃんが流暢に英語を話していた。それもかなりネイティブな発音であった。
…調べてみると、フワちゃんは大卒であり、幼い頃アメリカに住んでいたらしい。
おそらくだが、三流大学卒の俺より彼女の方が頭が良いだろう…。
また、別の番組でフワちゃんがYouTubeの編集を1人でこなしている姿も観た。
小池都知事と会談したり、ワイドショーのコメンテーター的な事をしているのも観た。
(…コイツ、相当、頭が良いのでは?)
ま、よく考えたら当たり前だが、俺がテレビ画面で観るフワちゃんは、彼女が演じている“フワちゃん”というキャラクターである。
おそらくだが、“素”の彼女はごくごく大人しい女性なのかもしれない。
事実、しっかりとした敬語を使うフワちゃんも観た記憶がある。
だから、流暢に英語を話すフワちゃんを見て思った。
彼女を日本人ではなく、“外国人”として見たらどうだろう。
たまに“外タレ”であんな話し方の奴がいる。
外国人だから、敬語も話し辛い…。
そう思えば、不思議と腹も立たなくなってきた。
怒るだけ、無駄だろう。
“本当”(?)のフワちゃんがいて、“テレビ用”のフワちゃんを“使って”いる限り、彼女はあんな感じでテレビに出続けるのだ。
それを踏まえ、俺は、『フワちゃん=プロレスラー』説を提唱したい。
何とも書いているが、プロレスは“ショー”である。
勝敗はあらかじめ決められていて、レスラーは相手と協力して、技を繰り広げ、観客を盛り上げる。
別にレスラー個人の肉体的、格闘技的な技量は問われない。関係がない。
そのレスラーがいかに強かろうと、屈強な肉体を持っていようと、観客を盛り上げられなうのなら意味がない。
これをフワちゃんに当てはめると、フワちゃんが本当に礼儀知らずで敬語が使えない無礼奴だろうが、なかろうが意味はない。
単に、フワちゃんというタレント(芸人)が『面白い』か『面白くない』かでしか評価されない。
それはプロレスラーに他ならないのでは?
そう思うと、不思議とフワちゃんに腹が立たなくなった。
フワちゃんの態度をプロレスとして捉えたら、特に苛立つ事はない。“やたらと騒いでうるさい👂⚡芸人”というくらいだろう。
そんなフワちゃんに“弱点”はないのか?
気になる番組があった。
数ヶ月前の特番で、フワちゃんが、ローラと会っていた。
中居くんとダウンタウンの松本がMCで『普段あまり合わない二人を対談させてみよう』というコンセプトの番組だった。
クロマニヨンズの甲本ヒロトが出ていて、なかなか興味深い話をしていて、俺としてはかなり面白かったが、この番組でフワちゃんとローラが対談した。
俺はローラも“あまり好きではなかった”。
ローラがテレビに出始めた頃(2010年?)、俺は病院のICUに入っていた。
手術の影響で頭を少しでも動かすとゲロゲロは嘔吐したので、俺はテレビを付けっぱなしにしてラジオのように聞いていた。
音声のみで聴くと、(…なんだ、このタメ口の馬鹿みたいな小娘は💢)と思えた。
退院して改めてローラを観ると、それなりに可愛らしく、普段は礼儀を知らないような話し方だが、とある番組で素人に丁寧な口調で話していたのを見たことがある。
彼女(ローラ)もまた“プロレスラー”なのだろう。
そんな2人なのだから、対談となればぎゃーぎゃー騒ぐものと思ったら、そんな事は全く無く、互いにあまり騒がず、言葉も少なく、全く盛り上がらなかった…。異様な対談だった。
俺には、フワちゃんがかなり“警戒”しているように思えた。
フワちゃんは確実にローラの“出方”を伺っていた。
何故だろう?
フワちゃんの最大の“強み”は『事務所に入っていない・フリーランスである』という点である。
普通、大物MCなどにあんな態度をしたら、所属事務所にクレームが来る。
『アイツのあの態度を直さないと、もうテレビ出さないよ』などと言って、フワちゃんを“規制”しようとする。
また、番組の製作側からもクレームが入るのが普通だ。
平たく言えば“脅迫”だ。
そういう事をする下らない馬鹿はよくいる…。
自身では言えず、相手の“上”にしか告げ口しかできない“腰抜け”だ。
で、マネージャーとか事務所が、フワちゃんに怒って、態度を改めさせる。
事務所には迷惑をかけられないから、みんな従う。
だが、フワちゃんにはその所属事務所が無い。
個人なのだ。(個人事務所でもない)
つまり、フワちゃんを“規制”したい場合、フワちゃん自身にいうしかない。
『おい💢、フワよ! そんな態度ならもう番組出さないぞ』と“脅す”しかない。
“腰抜け”にこれは出来ない。
またそれでもフワちゃんは平気だ(ろう)。
何故なら、フワちゃんはYouTuberとして十分に稼いでいけるからだ。おそらくテレビから閉め出されても、収入的に困る事はない。
下手したら逆にその事をネタに動画を出せたり出きるから、また儲かるかも?
そして今、彼女は大人気だ。
テレビからのヒキの方が多いだろう。彼女を使わないのはテレビ的に勿体ないのだ。
要するに、フワちゃんを規制するのはかなり難しい。
“自由”とはここまで強いのか、と思う。
おそらく、フワちゃんの存在はこれまでの既存の業界人などからしたら、相当の脅威だろう。
所属事務所が無いのだから。
それが、世間に“ウケて”いる理由かもしれない。
誰にも忖度せず、バンバン絡み、馴れ馴れしく接して、フザけたコメントを吐く。
だが、誰からも抑制されない。
それが、良いのだ。
それをフワちゃん自身も分かっているのだろう。
社会や組織にいる人間は、“規制できない”人間を嫌う。何をしてくるか、わからない相手が怖い。
だから、抑制したいのだが、フワちゃんのように組織(事務所)に属さない人間の扱い方に困る。内心は規制できないから関わりたくないのだが、フワちゃんのように“需要”のある人間は、関わるしかない。
だから、仕方なくフワちゃんの“ペース”になる。
フワちゃんの方に任せるしかなくなる。
それも彼女は計算済みだろうな。
そう、フワちゃんは“大仁田”並みに自身のペースに引き込むのが上手い。(正確には“引き込みやすい”か?)
そんなフワちゃんとしたら、自身と同じような“奔放”キャラのローラは非常に“やりにくい”相手だったのだろう。
確か、ローラも所属事務所とモメていたな…。
フワちゃんからすると、ローラは“何をしてくるか分からない奴”だったのに違いない。
皆がフワちゃんを規制できないように、フワちゃんはローラを規制出来ない(と思えたのだ)。
それが、あの警戒に繋がり、盛り上がりに欠ける対談になったのだろう。
これがフワちゃんの弱点だ。
不制御には不制御。
無規制には、無規制。
フワちゃんには、フワちゃんと“同類”を。
あの“ペース”にハマらず、“こちら”のペースに巻き込めば良いのだ。
大仁田厚が、MMA(総合格闘技)など絶対やらないように、フワちゃんは絶対にこちらのペースには乗らない。
乗って、四苦八苦するフワちゃんもみたいものだが…。