吉本芸人の"闇営業"問題が話題になっている。
芸人らは『特殊詐欺の忘年会とは知らなかった…』と言っているらしいが、おそらく本当だろう。
何故なら、俺でも知っている芸人がいる。
お金が無い若手ならまだしも、そこそこ稼いでいる芸人が、わざわざ事務所を通さない営業を引き受けるか?
もしも、特殊詐欺の忘年会と分かっていたら、尚更、引き受けるメリットはない。
特殊詐欺グループ側が、「俺達のバックには…」と"反社会的グループ"の存在を匂わせた可能性もあるが、そこまで露骨に"姿"を見せることは少ない。
暫く謹慎らしいが、仕方ないとしか言い様がない。
『ギャラは貰っていない』と嘘を付いていたのだから。
それより、驚いたのは『特殊詐欺グループの忘年会』があるということだ。
詐欺だ。詐欺の集団なのだ。
それが忘年会?
こうした詐欺の集団が何故おおっぴらに忘年会などする。
これは、詐欺をしている集団側が意外に罪悪感を持っていない証左ではないか?
詐欺の首謀者は、詐欺をさせる仲間に『これは詐欺ではない』と思い込ませるという。
つまり、詐欺をしている連中は"詐欺をしている"という意識が薄いのだ。
だから、忘年会などを開き、芸人をよんだりして派手に騒ぐのだろう。
この贖罪の感じ無さはどうか?
のん気に忘年会などできる!?
詐欺だぞ、詐欺。
犯罪者が忘年会?
俺はそちらが気になっている。
今も、日本全国で"特殊詐欺"(オレオレ、アポ電…)が後を絶えない。
なのに、普通に忘年会してやがるのか?
誰の金で忘年会してやがるのだ?
普通、こうした詐欺集団は社会の隅で息を潜めて生きているものではないのか?
まさか、飲み屋で『特殊詐欺御一行様』などで予約はしないだろうが、そんな"将来"に俺は闇を感じている。