ある企業家という人が語っていた。
「経営者としてセンスのある人は総じて麻雀🀄が上手い…」
何故なら、「麻雀🀄が強い人は“先々”を見通せれるかららしい」という。
麻雀🀄は、将棋等と違い、運の要素が強い。だからどんなに強くても、間違いを起こし、負ける可能性が高い。
だが、麻雀🀄は局(回戦)を重ねるゲームだ。
だがら、“上手い人”は『ここで負けても、次(の局)や最後には勝つ(獲得得点一位)になる』と“引ける”。
だから勝てる。
“目先”ではなくて、“先々”の為に“負ける(負けられる、もしくは負けを最小限にできる)”から、最後には勝てる。
それは会社経営と似ているらしい。
「ここは損しても、この先で儲かる」「ここで○○に投資しても、必ず将来に“実る”」
それが分かるらしい。
俺は、その企業家があまり好きではないが、この事は分かる気がした。
俺は麻雀🀄が下手だ。自覚している。
散々講釈をたれて考えるが、実戦になったら猪突猛進。配牌で“良い手”が入ったら、それに向かって一直線でいつもしくじる。
上手い人は、そこで引ける。
「ここは無理だな…」と次(の局)に賭ける。そして、勝てる局で確実に勝つ。それが出来るのだ。
俺はそれができる。
俺は経営者には向かないようだ。体感している。
「ここは引いて、次は勝つ。もしくは勝てるように動く」
俺はそれができない。
例え“引いた”としても、勝てるかどうか分からず、勝てる“場面”を逃がす。
そういう人間だ。経営者にはなれないだろう。
どんな人間でも、“先々”(将来)を考えないといけない時がある。
今の俺がそうだと思う。(…たぶん)
俺は“負けられる”のか?
先々“勝つ為”に負けを受け入れられのか?
“負けて、勝つ”事を想像できるのか?