レスラー女児救出 助けるのは当然 2022年4月5日 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6422899
オーカーンが人助け?
それ自体は驚かないな。
何故なら、彼は“悪役”レスラーだからだ。
リングを降りたら、ただの人間だ。
かつて、力道山と戦った“吸血鬼”ブラッシーは、力道山の葬式に流れた自身のVTRに激怒💢した。「俺はこんなに負けていない! これは日本人が作った“嘘”だ!」と会場で吠えた、という。
好敵手の力道山が亡くなっているのにも関わらずである。死んでいるのだから、いわゆる“ノーサイド”で、弔慰を現しても良いのに、あえての“悪態”…。
リングを降りても、常に“悪役”を貫く。
このプロ意識の高さには頭が下がる。
A・ブッチャーもテレビに映るときは、常に“悪役”だった。
これが“プロ”だ。
オーカーンの事とは別だとは思うが、つまり彼は“悪役”という自身のプロ意識を“一時的に捨てて”、女児を救ったのだ。
それもまた“プロ”だと思う。
瞬時に「ここは“プロ”を捨てても、助けるべき」と判断したのだろう。
そして、事件の後はまた“悪役”に戻る。
極力“悪役”であろうとするブラッシー(とブッチャー)と同じくプロフェッショナルであり、女児を救ったオーカーンもまた“人”として正しいと思う。