鈴木篠千の日記

2度目の移籍。浜松近郊でフリーライターしてます。①日記(普段の生活やテレビの話題と社会考察) ②プロレス心理学(とプロレス&格闘技の話) ③非居酒屋放浪記 ④派遣録(派遣していた&いる時や過去の話)

11/26 慣習の政治屋

最近、政府閣僚の辞任が相次いだ。

その中に気になる出来事がある。


河井大臣の妻で議員の河井案里参議員のウグイス嬢への不正給料の件だ。


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選挙スタッフへの給与金額制限など、知らないはずがないでは無いか?


この件には、地元(広島)の自民党派閥のリークらしい。

現職の与党参議を破っての当選は、自民党の“議席”は減らないが、現職からしたら、面白くない話だ。


しかも、この河井議員の座右の銘は『誰とでも喧嘩出来る事』らしい。


つまり、この河井議員は地元の自民党本部に相当“やり合った”のではないか?

古くからの自民党本部からしたら、“現職を破った小生意気な小娘”ではなかったのか?


で、河井議員も地元での選挙は、党からの“世話人”に任せっきりだったのでは?


この話には、地方選挙と、日本の政治屋の悪い関係性がある。


議員に立候補し、政党から“世話人”が来て、選挙をアレコレと仕切る。候補者はその世話人の言いなりに選挙戦を行う。


この世話人が、後から“問題”になるような事をする。

で、選挙に受かったら、その候補者の地元秘書などにちゃっかり収まる。


その秘書が今回、河井議員を“売った”のでは?


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何故なら、選挙を秘書となった世話人は元来、中央の政党本部の人間だからである。

こうして、その政治家の“弱み”を握っておき、その政治家が党や、党内で意にそぐわない行動を取ると、弱みを使って“制裁”する。

 

こうした世話人は政府に巣食う“政府屋”である。

政治で飯を食っている連中だ。

 

こんな政治屋に選挙を任せるのが、“慣習”になっているのだ。


河井議員はこの政治屋に、ある程度の部分を任せてしまったのでは?


で、そいつ(政治屋)は完全には議員の仲間では無かった。

だから、裏切られた?


地元(広島)での政治活動や選挙を秘書(世話人)任せっきりにした河井案里も愚かだが、元来、この国の選挙にかかる過程が、かなりおかしくはないだろうか?

 

こんな“政治屋”が跋扈する政治、特に地方政治…。

俺には下らなく映るなぁ。