鈴木篠千の日記

2度目の移籍。浜松近郊でフリーライターしてます。①日記(普段の生活やテレビの話題と社会考察) ②プロレス心理学(とプロレス&格闘技の話) ③非居酒屋放浪記 ④派遣録(派遣していた&いる時や過去の話)

4/11 測る

今週、小室圭さんから“トラブル”の説明文が発表された。

 

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その中で、小室さんは母親の“元婚約者”から『お金は返さなくて良いよ』という内容や、事実訂正がされていた。

和解していない理由も述べられていた。

 

俺は、この元婚約者から“提供”されたお金💴が、“どこまでが好意での無償援助”で、“どこまでから借金”かの区別が、かなり曖昧な感じがした。

 

これを観て、思い出されたことがある。

 

子供の頃、猫田(仮名)という同級生がいた。

彼は俺の幼なじみ、サダヒト(あだ名)ととても仲良かった。

俺はサダヒトを度々“奇人”として、ブログや小説の中で書いている。

猫田は、引っ越ししてきた奴で、かなり性格に難がある人間だったが、俺はサダヒトを通して、彼と遊んだらりした。

 よく猫田の家でゲームなどをした。

 

 そんなある日、サダヒトと猫田が些細な事から喧嘩になった。

 すると、猫田はサダヒトに対し、

 

 「俺の家で遊んだファミコンの電気代、返せ!」

 

と、言い出したのだ。

俺は呆れた。

いくら仲が悪くなったからと言って、『今まで遊んだ電気代』を請求するのか?

 

俺は、この猫田という男に子供ながら、気持ち悪さを感じた。

だが、“ある意味”当然の要求にも思えた。

 

嫌悪する人間には、何も与えたく無い。

嫌いな奴には、与えた物を返して欲しい。

 

それは普通な事にも思えた。

 

だが、同時に思った。

(…どこまで、返すの?)

猫田は、サダヒトに対して、どこまで金銭の返却を要求しているのか?

家に招いて、一緒にゲームをして、その“電気代”は要求すべきものなのか?

どう金額に換算する?

…というか、どこまでが返却金額の範囲なのだろう?

真剣に考えてしまった。(今から考えたら、相当、馬鹿馬鹿しい…)

 

他人の好意は、どこまで金額にできるのか?

その“元婚約者”が、返せという金をどこまで返せば良いのか?

「これは、返さなくて良い」と言われても、返さなくてはならない金銭が発生するようだ。

 

ならば、誰かに“無償”される前に「…これ、返す?」といちいち確認しないといけないのか?

(“法的”にはそれが正しい?)

 

この曖昧さは、人間の好意を金銭ではどう測るかという問題だと思う。

 

それって、測れるのかな?