俺が、派遣の仕事を含み、今まで就いてきた仕事の中でよく出会うのが『自分では動かない人』である。
中間管理職や中途半端な“現場リーダー”、中年のおじさん(…俺も)などに多いタイプの人間だ。
具体的に挙げると…、
会社の方針に納得が行かないが、直接“上”には意見できず、自分の部下や同僚にしか不平不満を言えない課長(部長)。
派遣会社や派遣先には文句や陳情をできないから、現場で愚痴るおっさん。
仕事の責任を取りたくないので最終的な“確認”を他人に任せ、しくじると「裏切られた!」と怒る💢バカ。
仕事、組織に無駄や無駄、不都合な部分があるものの、自ら指摘する度量が無く、それを他人に委ねる“腰抜け”。
…などがある。
俺からすると、「“言いたい事”や“やりたいこと”、“間違っている”と思うのならば、何故、自身で動いて是正したり、指摘したりしないのか?」と言いたくなる。
実際、そんな事を言うと、“バカ”らは一様に「言いにくい」「自分は言ったが、聞いてくれない」、「君の方が言いやすい」「分かってよ…」などと恥ずかしい言葉を吐いて、自身に責任が無いことをアピールする。
恥ずかしくないのだろうか?
何故、自らは動かない?
何故、他人(部下)を巻き込むのだろう?
何か動く時ほ、一人で動けないのか?
立場の弱い人間にしか、強く出れないの?
確かに、世の中には個人の力ではどうにもならない事がある。
また、何のチカラも持たないのは、誰も同じだ。
だからと言って、すぐに他人に頼るのはどうなのだろう?
弱い人間に責任を取らせるのはどうなのか?
本人は何の労力も使わず、他人の力に頼るのは、やはり恥ずかしい好意ではないか?
しかも、それが会社の上司だったり、現場のリーダーなどだとしたら、さらにどうなのか?
ある程度の“権力”があるのに、それを“下”にしか使わない。もしくは、“使いやすい人”にしか使わない人間。
『仲間は大事』『みんなの事を考えている』『私はリーダー』と言うなら、その気持ちを自身の“上”などに使えないだろうか?
俺は思う。
「…責任ある立場だから、一人で動いて、一人で責任を取れて羨ましいですねぇ」