大学の同期、九ちゃん(あだ名)と、そのサークルの後輩の揉め事の続き…。
さらに、九ちゃんとその後輩は揉めた。
それが、飲み会🍻だ。
九ちゃんのサッカーサークルでは、練習後たまに居酒屋で飲み会を開いていた(こっちがメイン?)
九ちゃんが三年生になり、店の予約などは後輩(二年生)の役目になっていた。
そんなある日、後輩がサークルの集まりで「◯月◯日、練習後、飲みまーす🍻」と連絡した。
九ちゃんは(いつもの飲み会開催の連絡だな?)と思った。
その後輩が、参加人数の確認をしないので、不思議に思ったらしいが、後日メール✉️などで出欠確認が来ると予想していた。
ところが、飲み会前日まで何の音沙汰も無し。
前日夜に、その後輩から電話📱が九ちゃんに来た。
後輩「先輩、すいません。明日の飲み会🍻、来ます?」
九ち「は? …そのつもりだけど?」
後輩「良かったぁ。…あの、15人で店予約したんすけど、まだ2人、足んないっす💦」
九ち「お前、何言ってんの?」
九ちゃんは話を聞いて仰天した。
その後輩はまず最初に居酒屋🏮を『15人』で予約し、“後から”その予約人数に合わせて参加人数を呼ぶ、というおかしな方法を取っていたのだ。
もちろん、九ちゃんはそんな感じで飲み会🍻を開いた事はなかった。
サークル内でも、最初に「飲み会やるけど、来る人いる?」と尋ね、その人数で居酒屋を予約。予約確定までそれぞれの連絡を待ち、確定したらそれを居酒屋側に伝える。たまに当日急に休む(ぶっち)する馬鹿もいたが、それは当日はキャンセル料を建て替え、後で本人に請求していた。
俺もそんな感じだったし、大体こんな予約手順ではないのか?
それを『最初から予約を入れて、それに合わせて人数を募る』とは?
かなり無謀に思える。
結局この時は九ちゃんが居酒屋に“正しい参加人数”を告げ、飲み会🍻は滞りなく行われた。
後日、九ちゃんはその後輩を諭した。
九ち「…お前な。先に店(居酒屋)、予約すんなよ。まずは来る人数が決まってからにしろよ?」
すると、またこの後輩が突っかかって来た。
後輩「何で、来る人数が大体決まってんのに、いちいち確認しないといけないんすか?💢 それは来ない人が悪いっしょ?」
九ちゃんは呆れた(…というか、俺も)
九ち「…お前な。決まってはないだろ? いつもは来ていても、予定やらなんやらで来ない奴もいたりするだろ?」
後輩「…はぁ」
九ち「15人って言っても、毎回その通りに集まった事あるか? 調整しろよ。確認しろよ💢」
後輩「…はぁ」
九ち「何で、最初に人数を訊かない?」
後輩「…訊く意味、あります?」
話を聞いていて、俺がイライラ💢してしまったのを覚えている。
なんで、この後輩は事前の“交渉”ができないのか。
後から『合わそう』としないのか。
先の“練習試合”の件にしても、自分勝手過ぎる。
この飲み会🍻にしても、事前に一言「今度の飲み会、来る人?」と訊いて、「じゃ、無理になったら連絡して。当日無断欠席したらキャンセル料金払えよ」とでも言えば、終わりだ。後は居酒屋に予約の電話をしたら良し。料金などは一番格安のコース(1,480円+飲み放題1,000円=2480円)で十分だろ?(…俺はね)
これくらいの交渉が何故できない💢💢💢
前の記事の友人の言葉を借りるなら、「そういう事が出来ない人もいる」か?
ならば、“可能な人”と交渉しろよ?
世の中にこうして、交渉を嫌がる人がいる。
…という俺も決して交渉事が得意ではない。
他人がしてくれるなら任せてしまうタイプだ。
だから、お願いするときは相手を選ぶし、言い方も慎重になる。
それも出来ない、となるともうどうしたものか?
この九ちゃんの場合は先輩後輩の関係だったが、人間関係は常に“交渉”だと思う。
他人は常に自分の思い通りにはならない。
それでも自分の意を伝えるには、言葉を尽くし、納得させ、交渉するしかない。
だが、世の中には他人が自分の意を汲み、忖度してくれると思っている奴がいる。
確かに自分に関わる他人がそうならかなり楽だ。
…上下関係。
…組織内の立場。
…力関係。
…親密度。
いろいろ繋がりがあり、それで社会は成り立っている。それに準じて、他人に関わり、自分の意思を伝え、他人が動いてくれることを期待する。
この後輩もそうだったのでは?
自分が「5月○日に練習試合をする」と言えば、他人はそれに“合わせる”しかない。
だから“交渉”はしない。
「○日に飲み会🍻しまーす」と言えば、皆がそれで集まり、日程を調整してくれ、そうしない谷津が悪い…。
だから「人数確認する必要あるんですか?」と“交渉”をしない。
…などと思っていたのではないか?
たが、そんな事は無い。他人とは“交渉”するしかないのだ。