地元浜松の遠州鉄道🚃(通称“赤電”)を舞台にした映画『きさらぎ駅』が上映中だ。
この都市伝説を知っている俺としたら、非常に気になっている。
そろそろ観に行こうか?
で、今日、その赤電🚃に乗っていて、少しおかしな事があった。
※以下、(…お前の見間違いだろ?)と思って聞いてください。
帰りに赤電🚃に乗っていた。
時間は午後の6時頃。帰宅中の学生やサラリーマンなどがいたが、乗客は7割ほど。座席は少しは空いていた。
車内アナウンスで、『きさらぎ駅』の主演の女性(恒松ゆり?)の声が流れていた。可愛らしい声だった。
やがて『きさらぎ駅』のモデルとなっている沿線にある“とある駅”に着いた。
すると、20代前半とおぼしき女性が俺の向かい前の席に座った。そこは“優先座席”である。
他に空いている席はあったが、その娘は座った。
それは別に良い。
特に非難する気はない。座席は埋まりつつある。優先座席に座っても構わないだろうと、思えた。
その女性は、座るとすぐ大きな声で話出した。
少し驚いた。
一人で「…それならば…」などと言い出したからだ。
よく見ると、片耳にイヤフォンマイクがはめられていた。
彼女は友人と通話しながら、乗車してきたのだ。
たまに見る光景だ。驚きはすぐに収まった。
収まったが、すぐにまた驚いた👀‼️
彼女が俺の斜め隣の座席に向かい、身振りを付けて話かけたからだ。
俺の右隣は電車の連結部分で、その右向こうは席だが、俺の位置からは見えなかった。
俺はそこに彼女の友人がいて、離れた場所から話し合っていると思った。
…だが、わからない事とあった。
楽しそうに話す彼女の座席のすぐ隣(優先座席)は、何故か、空いていた。
何故、“その友人”は彼女の隣に座らないのか?
俺は首を伸ばして、連結の先にある座席にいるであろう彼女の友人の顔が覗いてみたくなった。
…だが、妙だった。
その“友人”が座っているであろう座席の向かい、つまり、一人で話す女性側にいる女子学生らが俺と同じく奇妙な顔をして目を合わせていた。
俺の左隣にいるおじさんは、まるで彼女などいないかのように手元のスマホ📱を観ていた。
何とも言えない空気が車両に流れていた。
(…ん?)
違和感がある。その空気感の中に女性のにこやかな笑い声が聞こえていた。
電車🚃は、俺の降りる駅に着いた。
俺は座席を離れようと立ち上がるついでに俺は、右向こうの座席を見た。
…そこには、誰も居なかった❗
さらに向こうの長椅子では外国人っぽい男性がこちらを不思議そこに眺めていた。
それでも、彼女は“誰か”と楽しくおしゃべりを続けている…。
俺は、背筋に寒々しいものを感じながら、駅の階段を降りた。
そこは、俺の知る“世界”だったのか?