先日、韓国の『n番部屋事件』のドキュメンタリー(再現)を観た。(日本-ドイツ戦の裏)
“ネットの闇”と言われた事件でスマホで個人情報を特定して、
女性らを脅迫。
そして卑猥な写真などを送らせ、暴行などもしていて、それをネットで有料公開して荒稼ぎしていた、という。YouTubeで簡単なあらましは観た事がある。
このサイトの管理者は、初めは“神神”(ガッガッ=ハンドルネーム?)という人物でやがて、
“博士”という人物に変わった。
コイツが収益化を進め、
動画などの閲覧にランクを設け、高額化していた。
これに韓国の高級官僚や有名人や政治家など子息などが会員だった、と言われている。
多くの女性が酷い被害にあっていた。
この最低な“博士”の逮捕と正体に、
新聞記者と刑事が追ったドキュメンタリーだった。
この最低なサイトには
多くの女性が被害にあっていた。
女性らは何故か、“弱み”を握られると博士の言う事に従ってしまうのか?
さらに、博士には多くの“配下”がいて、博士の手伝いをしたという。
サイトの会員は仮想通貨などで高額を払っている。
何故、ここまでこのサイト(n番部屋)は“拡大”したのか。
これがグルーミングという心理効果だ。
ネットという“狭い空間”を利用し、集まった人間を“脅迫”や“金銭”、“性欲”などで縛る…。
ネット世界は“広い”と思いがちだが、サイトという“範囲”を区切られてしまうと、すぐに“小さな世界”に陥ってしまい、そこを狙われる。
また、周囲がサイトに“賛同者”が多く、“参加者”が多いと、“内集団バイアス”(自分らのいる集団は常に正しいという思い込み)で、犯罪は加速する。
被害者も、始めは脅迫からの恐怖だったが、次第に『従わないといけないとダメ』と心理的束縛に陥る…。
人の心は弱い。
圧力(バイアス)で簡単に“従って”しまう。
このサイトの視聴者も“高額だから酷い動画も観られる”という気持ちが冷静さを失わせて、また動画は加速して、女性を“食い物”にしてしまう。
愚かだが、人はこうしたものに弱い…。
こうした状態は仕事場にもあるな。
“小さな世界”でしか威張れず、そのバカに従いたくなる心理。
あるなぁ~。日雇い派遣でよく見たな。
“小さな世界”を守るのに必死な奴。
そこでしか威張れない腰抜け。
そこにいることを“良いこと”、“仕方ない”と“囚われている奴隷”…。
しかも、この“博士”という奴は、
警察を挑発。
しかも、小さな子供まで“運び屋”として利用。
で、捕まえてみたら…、
無職の若者。
理由は『金儲け』💴
そんな理由で女性にあんなバカな事を?
前管理人“ガッガッ”も逮捕され、実刑。当然だ。
この事件は“闇”がある。そこまでは放送されていなかった。
被害者の家族や韓国メディアは、このサイトの会員で有料視聴者の個人名の“公開”を迫っていたが、高級官僚や政治家の圧力で、当時の“政府(文政権)”は拒否…。
これが大問題で、そのまま文政権は退陣してうやむやに…。
これが韓国ネット事件の“闇”のままになっている。