この前(日曜日)に、牛丼屋での置き引き(された男性)の話を書いた。
その時の俺の気持ちを書いておきたい。
日曜日、俺は忙しかった。
早朝は“とあるスーパー?”で品出し(日雇い)、その後は体調ご優れない親父の様子(と母親の詐欺被害未遂?)を確認するために自宅へ。
その後は楽しみにしていた新日本プロレスの浜松大会(アクトシティ)へ行く予定だった。
“スーパー”での日雇い後、よく行く街中の牛丼屋で朝定食を食べようとしていた。
入店し、カウンターに座ると、一つ開けた隣の席で若い男性が爆睡していた。
朝のこの牛丼屋でたまに見る光景。浅間でのみ明かしたか、早朝の仕事で疲れきったのか?(格好からして飲み🍶らしかったが)
そして、隣(俺と寝ている男性の間)には大盛のカレーセット🍛が置かれていた。
これもよくある事たが、メニューを注文しても、品がくる前に寝入ってしまう方が時々いる。この男性、余程眠かったに違いない。
で、俺は朝納豆定食を注文。(タッチパネル)
その注文が来る頃に、隣の男性が起きた。
そして、隣のカレーセット🍛に気が付かず(というか、まだ寝ぼけていた?)、またカレーセット🍛を注文。
そして、一人で「あれ?」を連発。
俺は(自分の“注文”に気付いたな(笑))と思わず苦笑😁してしまった。
その若い男性がこちらを睨んできた気がした。
その直後、“2回目”のカレーセットが到着。
男性は店員に「これ、僕、頼みました?」とか「いつから寝てました?」と、パニック状態。
また笑ってしまった。
すると、また男性がこちらを睨んだ。
普段なら無視するのだが、実はこの前の品出し(“スーパー”)にて社員に理不尽に怒られ、俺は少し機嫌が悪かった💢
思わず、その男性に睨み返してしまった。
(…注文をして寝たのは、アンタだろ?)と思っていた。
男性は俺の視線に『すいません💦』と軽く謝罪するように頭を下げた。
俺は少し後悔した💦
俺も酒を飲み過ぎて、“愚かな事”をした事など山程ある。他人を笑える資格はない。
そして、その男性は衝撃的な事を店員に告げた。
「…ここに、さ、財布ありませんでしたか?」
この男性、寝ている隙に財布を置き引きされたのだ!
そこで分かった。
ここで俺は、先ほどの“睨み”の理由もわかった。
男性側から考察すると、牛丼屋のカウンターで注文後に寝てしまい、起きて(…あっ、注文前に寝ちゃったか?)と“勘違い”注文。
…で、財布が無い!
何で?
…と、隣の席のおじさんがニヤニヤしている。
当然、(…コイツ!💢)と思う。
俺を置き引き犯と思ったのか?
気持ちは分かる。
そして、俺が睨み返したので、冷静になった。
自分の財布を盗んだ奴が隣で悠々と朝定食食っているわけが無い。
そう思い返したのではないか?
しかも、この男性。持っていたスマホのバッテリーが切れたらしく、警察にも連絡できない。
店長に頼み、店の電話を借りて警察を呼んだ。
すぐに警察官がきた。
店長に店内の防犯カメラ🎥の話をして、男性から事情を聞いた。
やはり飲み過ぎ😵🍺らしい。
そして、財布の中にはかなりのお金お金とカード類があった💦らしい。
そして、警察官は男性に尋ねた。
「…とりあえず、ここの支払いどうしますか?」
男性の目の前には、大盛カレーセット🍛が2つ…。
しかも、男性は無一文。
「知り合いに連絡して支払います💧」と男性は即座に答えたが、連絡手段のスマホはバッテリー切れ。店の電話は店長が本部に連絡していて使用中…。
男性は明らかに困惑した。
朝定食を食べ終えた俺は、その男性にかなり同情した。
飲み過ぎたほ本人の責任だが、財布を失うほどの事はない。
というか、早朝の牛丼屋で人の財布を盗むな!
俺は話を聞いていて同情したのと、先ほど睨み返した事を後悔した💦
その男性からしたら、あったはずの財布が消えたら、とりあえず周りを疑うはず。
俺は警察官と話し込むその男性に、
「…お、俺のす、スマホ📱、使いますか?」と申し出た。
男性は驚いたが、「大丈夫ですよ。ありがとうございますね」と言った。
それをみていた隣の警察官が「お知り合い?」と男性に尋ねた。男性は「いや、知らない方です」と言った。その通り。たまたま隣に座って笑ってしまっただけ。
「優しい方ですね…」と警察官は俺に言った。
俺は苦笑いをした。
そして、思ってしまった。
(…これで良かった)
置き引きにあった男性を笑った“後ろめたさ”が消えた。
再び店から電話を借りて、どこかに連絡する男性を背中に、支払いを済ませて店を出た。
これから実家に行かなくてはならなかったからだ。
で、後日になって思う。
俺は“許された”のか?
人は“後ろめたさ”に耐えられない。(…悪かったなあ)という感覚がある以上、それで行動や言動を“抑圧”される。
今回も特に悪くないのに、男性に後悔した。
そして、それは謝罪だったのか?
割れながら、それが姑息に今でも思えてしまう。やはりこれも“後ろめたさ”なのだろう。
この後ろめたさの“在り方”…。
考えられか?