鈴木篠千の日記

2度目の移籍。浜松近郊でフリーライターしてます。①日記(普段の生活やテレビの話題と社会考察) ②プロレス心理学(とプロレス&格闘技の話) ③非居酒屋放浪記 ④派遣録(派遣していた&いる時や過去の話)

2024 4/2 ③ 先日の牛丼屋での“後ろめたさ”…。

この前(日曜日)に、牛丼屋での置き引き(された男性)の話を書いた。

 

その時の俺の気持ちを書いておきたい。

 

日曜日、俺は忙しかった。

早朝は“とあるスーパー?”で品出し(日雇い)、その後は体調ご優れない親父の様子(と母親の詐欺被害未遂?)を確認するために自宅へ。

その後は楽しみにしていた新日本プロレスの浜松大会(アクトシティ)へ行く予定だった。

 

“スーパー”での日雇い後、よく行く街中の牛丼屋で朝定食を食べようとしていた。

 

入店し、カウンターに座ると、一つ開けた隣の席で若い男性が爆睡していた。

朝のこの牛丼屋でたまに見る光景。浅間でのみ明かしたか、早朝の仕事で疲れきったのか?(格好からして飲み🍶らしかったが)

そして、隣(俺と寝ている男性の間)には大盛のカレーセット🍛が置かれていた。 

これもよくある事たが、メニューを注文しても、品がくる前に寝入ってしまう方が時々いる。この男性、余程眠かったに違いない。

 

で、俺は朝納豆定食を注文。(タッチパネル)

 

その注文が来る頃に、隣の男性が起きた。

そして、隣のカレーセット🍛に気が付かず(というか、まだ寝ぼけていた?)、またカレーセット🍛を注文。

そして、一人で「あれ?」を連発。

俺は(自分の“注文”に気付いたな(笑))と思わず苦笑😁してしまった。

 

その若い男性がこちらを睨んできた気がした。

 

その直後、“2回目”のカレーセットが到着。

男性は店員に「これ、僕、頼みました?」とか「いつから寝てました?」と、パニック状態。

また笑ってしまった。

 

すると、また男性がこちらを睨んだ。

 

普段なら無視するのだが、実はこの前の品出し(“スーパー”)にて社員に理不尽に怒られ、俺は少し機嫌が悪かった💢

思わず、その男性に睨み返してしまった。

(…注文をして寝たのは、アンタだろ?)と思っていた。

男性は俺の視線に『すいません💦』と軽く謝罪するように頭を下げた。

俺は少し後悔した💦

俺も酒を飲み過ぎて、“愚かな事”をした事など山程ある。他人を笑える資格はない。

 

そして、その男性は衝撃的な事を店員に告げた。

「…ここに、さ、財布ありませんでしたか?」

 

この男性、寝ている隙に財布を置き引きされたのだ!

そこで分かった。

 

ここで俺は、先ほどの“睨み”の理由もわかった。

男性側から考察すると、牛丼屋のカウンターで注文後に寝てしまい、起きて(…あっ、注文前に寝ちゃったか?)と“勘違い”注文。

…で、財布が無い!

何で?

…と、隣の席のおじさんがニヤニヤしている。

 

当然、(…コイツ!💢)と思う。

俺を置き引き犯と思ったのか?

気持ちは分かる。

 

そして、俺が睨み返したので、冷静になった。

自分の財布を盗んだ奴が隣で悠々と朝定食食っているわけが無い。

そう思い返したのではないか?

 

しかも、この男性。持っていたスマホのバッテリーが切れたらしく、警察にも連絡できない。

店長に頼み、店の電話を借りて警察を呼んだ。

 

すぐに警察官がきた。

店長に店内の防犯カメラ🎥の話をして、男性から事情を聞いた。

やはり飲み過ぎ😵🍺らしい。

そして、財布の中にはかなりのお金お金とカード類があった💦らしい。

 

そして、警察官は男性に尋ねた。

「…とりあえず、ここの支払いどうしますか?」

男性の目の前には、大盛カレーセット🍛が2つ…。

しかも、男性は無一文。

「知り合いに連絡して支払います💧」と男性は即座に答えたが、連絡手段のスマホはバッテリー切れ。店の電話は店長が本部に連絡していて使用中…。

 

男性は明らかに困惑した。

 

朝定食を食べ終えた俺は、その男性にかなり同情した。

飲み過ぎたほ本人の責任だが、財布を失うほどの事はない。

というか、早朝の牛丼屋で人の財布を盗むな!

 

俺は話を聞いていて同情したのと、先ほど睨み返した事を後悔した💦

その男性からしたら、あったはずの財布が消えたら、とりあえず周りを疑うはず。

 

俺は警察官と話し込むその男性に、

 

「…お、俺のす、スマホ📱、使いますか?」と申し出た。

男性は驚いたが、「大丈夫ですよ。ありがとうございますね」と言った。

それをみていた隣の警察官が「お知り合い?」と男性に尋ねた。男性は「いや、知らない方です」と言った。その通り。たまたま隣に座って笑ってしまっただけ。

「優しい方ですね…」と警察官は俺に言った。

俺は苦笑いをした。

 

そして、思ってしまった。

(…これで良かった)

置き引きにあった男性を笑った“後ろめたさ”が消えた。  

再び店から電話を借りて、どこかに連絡する男性を背中に、支払いを済ませて店を出た。

これから実家に行かなくてはならなかったからだ。

 

で、後日になって思う。

俺は“許された”のか?

人は“後ろめたさ”に耐えられない。(…悪かったなあ)という感覚がある以上、それで行動や言動を“抑圧”される。

今回も特に悪くないのに、男性に後悔した。

 

そして、それは謝罪だったのか?

割れながら、それが姑息に今でも思えてしまう。やはりこれも“後ろめたさ”なのだろう。

 

この後ろめたさの“在り方”…。

考えられか?