プロレスラー総選挙でも1位だった、アントニオ猪木が立ち上げた団体『IGF(イイノキ・ゲノム・フェレデーション)』が今モメている。
元々は、新日本プロレスの経営権を放棄した猪木が、2006年に新しく"格闘色"の強い団体として旗揚げ。
当初はジェロム・レ・バンナなどの元K-1戦士などが上がって話題になったが、一昨年ぐらいから経営が危ぶまれてきた。10周年の今年、新機軸として『NEW』という興行ブランドを立ち上げた。
すると、猪木はこの『NEW』を批判。所属選手の『整理』を口にした。
そして、対抗するように独自のブランド『ISM』を行う事を発表。
しかも、猪木は『NEW』の内幕を暴露。幹部らの経営体制を非難。
『NEW』も流石にこれには反論し、双方は泥試合の様相を見せ始めた。
この『NEW』は猪木プロデュースではなく、猪木以外のIGF幹部らが始めた興行。つまり、猪木からの"離脱"する動きと見える。
猪木としては、自分が創始したIGFが自身をないがしろにして始めた新ブランドなど、とても認められないのだ。
だから、何としても"潰したい"。
そんな本心が透けて見える。
正直、IGFなんてよく10年も"持った"と思える団体だ。
最近では活動が半分停止していたような状態だった。
(中国進出ってどうなった? カシンが"ひとりIGF"って名乗りだしていたな…)
猪木が"追放"された新日本への当てツケとして旗揚げされた団体(と思う)
その身内とも言えるIGFから、猪木が外されるというおかしな展開。
まさにプロレス。
この後、どうなるか?
参戦中の青木真也の不可解な動きも気になるな…。