SBSで『消えた天才』を観ている。
以前、『"イチロー引退"の際に、彼が高校三年の試合で負けていたが、雨でノーゲーム(無効試合)になり、再試合で勝った』という話を書いた。
これにより、イチローは注目され、プロになった。
その雨により負けた中京の投手は、今愛知県でスポーツ用品店の店主になっていた。
この１試合でこの木村という対戦投手と、イチローの運命は変わってしまったらしい。
木村は大学に進んでも野球を続けたが、"燃え尽き症候群"になり、大した活躍も出来ずに野球をやめたらしい。
あの"雨"がなければ…、と思わなかったのだろうか？
俺は、そう思う。
でも取材を受けた感じでは余り、落胆してはいないようだった。
色んな人生がある。
野球選手になり、メジャーで活躍する人生もあれば、
燃え尽きて、スポーツ用品店のオヤジになる人生もある。
どちらが成功でも無く、どちらが失敗では無い気がする。
そして、一つの雨が人生を変えるのだ。
