ハロワ(海老塚)に行き、ファミレスでワインで泥酔し孤独なバースデー を過ごした💦
で、改めて仕事の事と、最近の俺の現状を考えたのだが…。
実は、俺は今の“転職”活動前から「この現場、そろそろ…」と思っていた。
(…と書くと何だか“後出し感”があり恥ずかしいが)
それは派遣現場のリーダー(社員)の様子が、先々月あたりからどうもおかしかったからだ。
妙に俺を誉めたり、友好的だと思うと、突き放したり、よそよそしかったり、待遇や給料面を変更する旨を急に伝えてきたりしていた。
(…何だよ?) と内心、不信感を持っていた。
元来、こういう性格の俺は派遣現場でも社員などと折り合いが悪かった。そうした影響かな?、とも思っていた。
普段の俺の態度から、“排除”したがっているのては?、と思い、(…ならば、そろそろ違う現場へ変わろうかな?)と思っていたが、そこでコロナに感染した。
自宅療養中、ネットをよく観ていて、その社員の態度の理由が分かった…。(ような気がした)
派遣社員の『三年縛り』だ。
国の方針で『三年以上、同じ現場職種で働いた派遣社員は、正規採用、若しくはそれと同一の待遇、賃金にしなければならない』となっている。
つまり、三年勤続すると、“正社員になれる”のである。『同一労働同一賃金』というやつだ。
だが、企業からしたら、これは“迷惑”だ。
安い賃金で働いてくれる派遣を、給料を高くして、辞めさせにくい正社員にはしたくない。
派遣(社員)は企業からすると、とても便利だ。
格安で働いてくれて、会社の状況により“調整”できる。
企業側は、正規社員採用などしなくないのだ。
俺の場合、要するに、今の現場の派遣元(派遣会社)は俺にこの現場にはもう居て欲しくない。
正社員並の待遇、給与にしなくてはいけなくなるからだ。
リーダー(社員)はそれが分かり、俺に微妙な態度を取っていたのだろう。
ようやく理解した。
頭に来る💢ところだが、某社会保険機構に在籍していた俺からすると、そうした“企業の論理”は珍しい事には思えない。組織を維持するのが、その組織に在籍する人間が組織の事を考えて行動するのは、当たり前だ。派遣など会社からしたら、“すげ替え”の出来る“駒”だ。
…自分で書いていて虚しいが、それがこの社会の側面の一つだ、と思う。
だが、いつからこんな風になったのか?
長く非正規で働いてきた俺は思う。
「昔は良かった」などと言う程、良かった時代を知らない。終身雇用や正社員待遇を礼賛する事はない。(羨ましいが…)
自宅療養中、ネットを眺めていたら、『竹中平蔵は格差社会を創出させた“戦犯”だ』とか『ケケ中は自分に有利な法律を作り、自身はパソナ(の取締役)で大儲け💢』という動画や記事を読んだ。(ちなみにネット中では竹中氏はケケ中と打たないとダメらしい…)
俺が大学を卒業する時、世の中は『就職氷河期』 と言われた。周囲も皆、苦労していた。
俺は運良く就職できたが、それは真っ黒な“ブラック企業”(当時はそう言わなかったが…)であり、“名ばかり管理職で”ボロクソにコキ使われ、2年弱で辞めてしまった。
そこから地元浜松で“非正規暮らし”だ。
(社員になった事もあったが…)
非正規の増大は、小泉政権下でケケ中が“推進”したものであり、企業に“切りやすく”、“低賃金で働く派遣”という労働者階級を増やした。
不景気だから、人件費(給料)をあまり払いたくない企業側はこれを大いに利用した。
結果、さらなる低所得者層を作り出し、彼ら(俺?)は待遇も低い中、働いても金💴は貯まらず、貧困層を増大させた…というのが、ネット等の氷河期、ケケ中批判、貧困増大の解説だ。
俺はこの就職氷河期にモロに当たっている。
“名ばかり管理職”などしたくなかった💦
だが、それしか仕事がなく、辞めたら“派遣落ち”して貧しくなった。
では、あのケケ中の“チビデブ”(失礼)が全て悪いのか?
俺はそうとは思えないのだ
俺は非正規は日雇い、期間、契約と様々やったが、一概に「非正規を増やした政治家が悪い」とは思えない。
日雇いや契約社員などに馴染んでいたり、都合が良かったり、その働き方を求めていた人間を少なからず見た。派遣という働きが合っていた人間も確かにいた。
…もちろん、“泣く泣く”というタイプの人間も多かったが。
俺は、派遣、契約社員等の非正規=悪、とは思えない
要は選択の問題ではないのだろうか?
“非正規”という働き方を撰ぶか、否か、ではないか?
もし非正規の給与待遇が悪い、というなら、最初から『非正規の賃金や待遇は正規社員並にしなければらない』という法律を作るべきだ。
だが、そんな事したら、会社側は大変だ。そんな社会主義みたいな事をしたら会社が人件費で持たない。
不景気→人件費を削減→就職氷河期→さらに削減したい→人員は待遇のかからない派遣を増やそう。
この流れの中にある『さらに(人件費を)削減したい』という際に、「それならば…」とケケ中が考え、推進したのが“派遣労働者”ではないか?
ケケ中は世の中の流れを見て、“後から提案”しただけで、派遣の立案者ではない。そこまでの事はしていない。言わば“小物、“腰抜け”。(竹中批判じゃないよ)
就職氷河期の様子を見て、企業に即した提案をしただけ。
その後、ケケ中は派遣大手のパソナに入ったが、それも己の導いた状況に“合わせた”だけ。日雇い労働は肉体作業などの現場で利用され、パソナは事務等がメインだから、直に恩恵は受けなかったが、“派遣労働者”というシステムが、人件費を押さえたい企業と、氷河期で仕事に就けない若者を結んだの事実だろ。
ケケ中は利用者に過ぎない。
学者など、そんなもんだろ?
ならば、派遣で働く俺はどうなのか?
正社員の好待遇は羨ましい。
年2回の賞与(ボーナス)も欲しい。
なにより、安定が欲しい。ずっと働ける”仕事が欲しい。
だが、その一方でそうした仕事などそうそうない。パワハラ、低賃金、キツいノルマ…。
ならば、待遇は良くなく、給料も低いが、いつでも辞められる派遣の方が自由か?
そう考えてもおかしくない。
だから派遣を選ぶ。
そして、三年経てば正規並みに…。
それを企業側が嫌がる。やはり人件費は抑えたい。“余計”な経費は払いたくない。派遣は派遣のままであれ…。
で、今回みたいな流れになる。
これはケケ中のせいではないのでは?
経済学者が経営者側に有利な法律を、“良かれと思って”作り、その“穴”の部分を経営者(企業)が突いてきただけ。三年勤続される前に切る。
さらに言えば、ケケ中氏は、就職氷河期世代や貧困な者に“それでも働ける道筋”を作っただけ。
企業は「無理なものは無理」「もっと儲けたい」という基本姿勢を保っただけだ。
…なんだか「就職氷河期」を連呼すると、甘えているみたいで嫌だな。
被害者ぶりたくない。
でも、あの時は苦しかった。
それでもお金💴は欲しい。
仕事がしたい。働きたい。
ならば、非正規でも良いかな?
これが“氷河期”から続く“ループ”だ。
俺はどちらかと言えば、この派遣ループに“合っている方だ”と思っていたが、安定を求めると違うようだ。
あの就職氷河期、みんな苦労していた。
好きな仕事に就けたものなどいるだろうか?
待遇に満足できる会社に入れた者がいたか?
選択肢は他にあったか?
派遣のループに飲み込まれていないか?
ケケ中を恨んでいる奴はいないか?
たまに「氷河期なんて関係無い。実力が無かっただけだろ?」 という意見も聞く。
その通りだ。
たが、“氷河期”でも生きていかなくてはならない。何としても…。
で、また俺は非正規?
これを抜け出したい。賞与くれよ。人並みの収入を稼ぎたい!
『就職氷河期』で検索していたら「就職氷河期世代支援 35-54」というHPを見つけた。
“氷河期”を利用したくないなぁ。
今まで気にしてなかったし…。
支援されなくても、俺はいける?
でも、またループか?
ケケ中の思い通りか?
利用してみる、俺は“氷河期”から来たし…。
“氷河(期)”を利用してみるか?