昔の話である。
やたらと“飲み会”🍺をしたがる友人がいた。
だがそのくせ、自らそういう会を開かない、開けない。“幹事”や“他人を集める”をものすごく嫌がるのだ。
で、俺に人数集めを“おねだり”してきた。
「…なあ、今度みんなで飲み会🍻しない? みんな(友達)集めるよ」
何故か、自分では絶対に友人らを集めない。
他人を誘えないのだ。
俺は『お前、いくつだよ💢』(俺より歳上)と内心思いながら、何度か、そのおねだりをきいてやった。
しかし、それも毎回となるとさすがに呆れてくる。
また「…ねぇ」と言われて、カチン🔥と来た俺は、「分かったよ。俺が居酒屋🏮に予約するこら、来る人数の確認してよ」と交換条件を出した。(さすがにこれくらいはできるだろ?)と思っていた。
3日後ほど、その馬鹿から「8人で」と言われた。人数からして(“いつものメンバー”だな?)と思いながら、俺は“いつもの居酒屋🏮”に8人で席の予約を入れた。
で、開催日の当日の昼間、その“いつものメンバー”の数人と昼食を取った。
何気なく、俺は「今夜の飲み会🍻は…」というと、そこにいた“メンバー”は不思議そうな顔をした。
彼らに飲み会🍻の話は来ていなかったのだ。
(あの馬鹿、誰を誘ったんだ?)
そう思いながら、当日なので、目の前の数人を“急に”誘う事は躊躇われた。既に“違う8人”で予約しているからだ。
そして、その夜。
俺は予約を入れたら居酒屋🏮に向かってた。
予約した座敷席には、誰もいない。
(…早かったか?)と思いつつ待っていると、後輩が1人やって来た。
彼は俺を見るなり、「…いきなり言い出さないでくださいよー」と文句を言って来た。
話を聴くと、つい数時間前に例の馬鹿から飲み会🍻に誘われらしい。先輩からのお誘いが断れず来たらしいが、馬鹿から「アイツ(俺)が急に言い出した…」と聞いたらしい。
俺は軽くパニックになった。
馬鹿から「8人で予約を…」と言われたのは、もう一週間前である。
一体、いつ、誰を誘ったんだ?、と思った。
その内にその馬鹿が来た。
俺は問い詰めた。
「誰が来るのか?」
「…知らん💢」
「何で来ないの?」
「…知らん💢」
馬鹿は「知らん💢」の一点張りだった。
その内に、ようやくもう1人が駆けつけて、合計4人 。席は半分以上が空いていて、店員が何度も「…あの、お料理は?」と聞いてきた。
俺は店員に予約人数が“急遽”半分になった事を告げ、キャンセル料を払う事で座席と料理を半分にしでもらった。
で、その馬鹿をさらに問い詰めた。
話を聴くと、めちゃくちゃだった。
俺に「人数の確認を…」と言われた時点で、この馬鹿は「あー、いつもの8人だろ?」と勝手に理解し、誰にも言わずに、俺へ「8人で」と予約をさせた。
そして、何故か、開催当日の午後(ギリギリ)に、いつものメンバーを「今夜、飲み会🍻あるから…」と連絡したらしい。
俺と馬鹿を抜いた残り6人にそんな感じで連絡したらしい。
いきなりそう言われても、いきなり来れるかどうかは分からない。
そんな事も分からないのか?
結局これたのは2人だけ。
さらに、この馬鹿は残り4人分の席が空いているのに、誰も呼ばなかったらしい。
というか、呼べる人に心当たりがないようだった。
この馬鹿は「なんで、アイツら断るんだ💢」と怒っていた。
思わず「アンタ、頭、大丈夫か?」と俺は言ってしまった。
物事には段取りがある。
この場合、
『飲み会🍻をするけど、来る?』
↓
日にち、時間、料金などを告げる。
↓
来る人数が決まる。
ここで初めて居酒屋🏮に予約をするのが“流れ”だろう。
それをこの馬鹿は、いきなり俺に予約をさせて、自分の予想した人数に合わせて、声をかけたようだ。
しかも、“いつものメンバー”に断られると打つ手がなくなり、無視。そのまま居酒屋🏮に現れ、「知らん💢」の一点張り…。
この時俺は、呆れると同時に「これくらいの“段取り”が出来ない人がいるんたなあ」と心から思い、また呆れた。
そして、俺がその事を詰ると、さらに怒り💢、「いつもみんな、来るだろ?」「誘ったのに来ない奴らが悪い💢」と言い張った。
俺は、呆れ果てた。
正直、少人数での飲み屋の開催、予約などは俺からしたら、段取りのうちに入らない。
嫌がる理由も、出来ない理由も分からない。
だが、それが出来ない人もいる。
出来ないから、俺に“おねだり”していたのだろう。
社会に出てから、こうした人(馬鹿)をたくさん見てきた。
準備、練習、予約、下調べや、下交渉、根回し、事前連絡が出来ない、しない。
いきなり言い出して、それが思っていた通りにならないと怒る😠奴ら…。
恥ずかしいのだが、自身が恥ずかしいのが分からないのだ。
腰抜け、ビビり、わがまま、自己チュー、クソヤロウ…だな。
また、自分自身も決して、段取りや準備の上手い人間ではないのも痛感している。
段取りを失敗した事もある。準備不足も多々あった。
だから、上に書いた馬鹿を笑えないかも?
だが、それ以上に“出来ない人”がいる。
自ら動かない。行わない。他人任せ、依頼だけする。丸投げ…。
上に書いたような馬鹿は、やはり意外と多いと思う。
本当に(…恥ずかしくないのか?)と罵りたくなるが、基本的な考え方として、段取りや準備の必要性を認識していないのだから仕方ない。
自らが言えば、回りが会わせてくれると思っている。
そんなわけないのに。
自らの行動に、必ず他人が従うと思い込んでいるのだ。
哀しく、弱い人間でもある。
たから、段取りが大事という事だが、それ以上に自ら動く事、考える事を放棄している。
こういう人間を俺は心から軽蔑する。
悔しければ、自分から動いてみろ! 腰抜け!
出きるのか? 腰抜け?
やれんのか?卑怯者?
命がけだぜ?