レトロゲームを少しして、日本シリーズを観ている途中で自宅を出る。阪神優勝か?
今夜は夜勤で、いつもの介護施設で日雇い仕事。
先週はまさかの“見守り”で、二時間延長後に昼前に面接でヘロヘロになった…。
今日は、昼前に実家で退院した親父の様子と甥っ子を“連れ出そう”としただけなので、体力は十分。
そして今回は、従来の『清掃作業』(予定)。
作業時間は22時から翌朝5時まで。これなら大丈夫かな?
夜勤は体力が削られるが、報酬が高い💴のと、自宅(アパート)から近いから、ここはよく来てしまう。
それに介護系の日雇いは、避けられる傾向がある。(…俺もだが)
なので俺みたいな無職は“入りやすい”。
出勤したら、顔馴染みの職員さん(介護士)がいて、「この前はどうも…」とお礼を言われた。
いや、ただ事務作業して、防犯カメラを眺めて、朝飯を作っただけ。朝食作り以外はそんなに大変ではなかった…。
「今日は、お掃除ですね?」と確認すると、「実は…」と状況説明される。
今夜は書類上の“締め切り”のような日で、昼間からバタバタしていたらしい。事実、施設のリビングでは別の職員さんが利用者個人の介護資料を大量に束ねていた。
で、本日は職員が多いので、掃除は昼前の空いている時間から“済ませてしまっている”らしい。
(…まさかキャンセル?)と思ったら、「なので、今日は早めに休憩してくださいね?」と言われた。
いても良いらしい。清掃は清掃としてやって欲しいもいうこと。
そうなのか?
こちらとしたら、ありがたい。今夜は楽?
とにかく掃除スタート。
ここは2階建ての2つの棟があり、二階×2、一階×2の4フロアを全て清掃する。
1フロアを一時間半弱で済ませ、一時間休憩すると、丁度朝午後5時くらいになるか?
まずは1棟の二階から。
そこへ行くと、また顔馴染みの職員さんがいて「…あ、また来てくれたんですね」と言われた。
しかと、風呂場とトイレはこの方が済ませているらしい。
少し(…ラッキー)と思いながら、他の場所から清掃開始。床の清掃、ハイター(次亜塩素洗剤)でキレイに磨くことを依頼されるもちろんだ。
言われた通り、床を中心に清掃。
馴染みの職員さんが、「なんか事務作業よりそっちの方が良さそうだね」などと言われた。
苦笑いしたが、その通りだった。
事務作業はもう苦手。
こうして、身体を動かす作業(日雇い仕事)が好きだ。
…と思うのなら、前の工場🏭️の仕事から何故、逃げた?
それは親父のガンと“アイツら”のせい?
いや、人のせいにするなよ、俺。
それに今、選考中なのは事務仕事だ。矛盾している…。
…と悩んでしまった。作業に集中だ。
そして次の一棟目の一階に行くと、前々回にいたメガネのおじさんがいた。
それは二階の職員さんから聞いていた。
しかも、このおじさん、今月から日雇いからここの正職員になる、つまり正規採用される予定らしい。
俺はこの人のやり方(掃除)に疑問を持っていたが、介護となるとしっかりできているのかもしれない。
また、先日話した幹部(?)の話では、「職員がギリギリ」らしいので、とにかく人員補充したいのかも?
掃除に来た事を告げると、また「あ、大体しといたよ」と言い、「残りを適当にやってねー(笑)」などと朗らかに言い放つ。
(…本当か?)と思いながら、言われた通りに簡易的に残る箇所を掃除した。
何と言おうが、このおじさんは正規採用で、この施設に加わるのだ。権限としては、そちらの指示下に入るのが道理かな?
やはり介護業界は人手不足。誰でもなれてしまうのだろう(失礼)
なら、俺も?
この施設には、他にも日雇いやバイトから“昇格”した職員がいるらしい。
だが、俺は介護職には就きたくない。
事務作業が苦手だからではない。
大病し、病院などで患者として、また派遣職員として働いていたから、介護の大変さはよく見ていた。
とても俺では出来ない、と思えた。
たまに、介護の場で虐待などをして問題になったりする。
俺もああいう馬鹿な事をしてしまいそうな気がする。性格的に。
介護業は俺には合わない気がする。
こうして、日雇いの短時間で介護以外の“手伝い”をするのが精一杯だろうと思う。
だが、正規採用、直接雇用は正直羨ましい(…特に無職の俺には)
しかし、だからと言って介護業には従事するのはだうかと思う。
1棟を終え、2棟目に取りかかるが、どのフロアにも事務作業の職員さんがいて、大体の掃除を終えていた。
予定時刻よりかなり早く終わってしまった。
(“早上がり”か?)と思ったが、また馴染みの職員さんに伝えると、「じゃ、早めに休憩していいよ」と言われた。
確かに他にすることもないので、控室奥の個室で休憩。
テレビを見ながら、ウトウトしてしまい、休憩時間が過ぎた。
慌てて個室から出るが、また職員さんは「あー、やることないから、まだ休んでいて」という。
(…いいのか?)と思った。
だが、事務作業は終了。さらに利用者の見守りは各フロアに職員がいるので俺の出る幕は無い。
本当にやることがない。
…なので、また休憩。個室に戻った。
早退(早上がり)でも仕方ないと思うが。
そして気が付いたら、朝5時。終業してしまった。
職員さんに「正味、半分くらいしか稼働してないんすけど、良いの?」と尋ねたが、「大丈夫、大丈夫🎵」と言われた。
確かにラッキーなのたが、これもやはり“自分の評価が低い”と思える自分自身の働きだった。
帰ろうか、外に出たら…、
夜明けだった。
また今日が始まる。
今夜が“不甲斐なかった”なら、今日、また頑張っていこうと思えた。
この介護施設にはまたくるだろう。
今日(11/6)はまた日雇いだ。
気合いを入れ直して、帰宅したら、
やはり阪神が優勝していた。