鈴木篠千の日記

2度目の移籍。浜松近郊でフリーライターしてます。①日記(普段の生活やテレビの話題と社会考察) ②プロレス心理学(とプロレス&格闘技の話) ③非居酒屋放浪記 ④派遣録(派遣していた&いる時や過去の話)

2024 3/30 ① あなたの“ランキング”を信じろ

「見ていてつらい」《冬ドラマがっかりランキング》上位は僅差!1位は「不幸のわんこそば」(週刊女性PRIME) https://news.yahoo.co.jp/articles/ba569b4248af54b7ea3fe941ba0fcb7c0ee4ddf3

 

 

ここ数ヵ月、楽しみにしていたドラマがあった。


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テレビ静岡『大奥』だ。

とかく、このドラマの評判が悪い。

確かに“同じパターン”のドラマを何度もやっているし、ほぼ同じ展開。


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最後にはそれまで主人公を苛めていた連中が、皆、“主人公側”になる。

 

そして、時代劇だが、時代考証をかなり“曲げて”いる。


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この時期(天明)に江戸城燃えたか?

確か、明和(1772年間)に大火事があったが、江戸城燃えたかな?

 


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田沼意次って、自害したっけ?(失脚後、寿命で亡くなったのでは?)

 

ちなみに、俗に『田沼政治は賄賂横行』『商業主義政策』などと言われているが、現在の研究では、前々代の吉宗の“質素倹約”を引き継いでいた緊縮政策だったと変わって来ている。

『賄賂横行』は、株仲間の奨励による既得権益の確保や上地令(産業地域の天領化)、御用金融資保留などによる優遇さがそうした風に見られ、実際は倹約令も出している。

 

 

だが、これ『大奥』はフィクションだ。創作だ。

本当の大奥が銅だったのか、徳川家治がどういう出自か、田沼意次がどういう政治家だったのか、はあまり関係ない。

全てはこの一言で決まる。

『その物語は面白いのか?』という事である。

 

時代劇には必ず時代考証が入る。史実に対し、『本当にそうだったのか?』と比較する。

しかし、それは面白さとは関係無い。

 

時代考証が合ってなかったり、間違っていると不愉快に思う人もいる。

俺もそうだ。

ある著名な時代小説家が書いていた。

『時代小説は“史実”という逃れれない“縛り”がある。だから、奥深く、作品は面白くなる』

全く同意する。

歴史は、日本の歴史は、我々日本人が歩んできた“道程”であり、それは“曲げらない”。その時、その時代に生きていた人々が何を感じ、何を思い、実際にはどう動いていたか、は我々後の世の人は史実から想像するしかない。

それに拘るのも面白い。

何故ならば、それが真実だからだ。


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だが、“エンターテイメント”としてはどうか?

それは味気ない真実であり、つまらない日々であり、我々の日常と同じになってしまう。

 

そうではないだろ?

 

テレビの中だけは、嫌な現状や現実、つまらない真実から解き放たれたい、と思うのは間違いか?

 


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俺はプロレス好きなので、どうしてもプロレスに例えてしまうが、プロレスは“八百長”だ。

あらかじめ結末は決められており(そうではない時もあるが)、観客はレスラーたちの“お芝居”を見ている。

だが、その“お芝居”が、我々の日常より面白かったらどうなのか?

それは、それで良くないか?

 

あるプロレス古参ライターが著書に書いていたが、『真実にそれほど価値は無い』

それは“フィクション”の世界において当然だ。

 

真実は真実として有れば良い。

だが、それが興奮(ヒート)するかは別。

 

プロレス会場に集まる観客は、プロレスというフィクションが面白いから、熱狂(ヒート)し、レスラーたちの“闘い”を観たがる。

そこには他者の評価(ランク)など必要あるのか?

 

よくテレビドラマの改編期後、『残念なドラマランキング』などが、発表される。

 

俺はあれをあまり信じない。

面白いかどうかは、俺個人の問題。何故、他人の反応を意識しないといけないのか?

そこには“俺だけの(あなた)のランキング”があり、それを信じれば良いだろう。

それをとやかく言われるのは馬鹿馬鹿しい。放っといてくれよ。文句ないだろ?

嫌なら見ないだけだし。

観るドラマは俺が決めるよ、バカ野郎😝

 

この『大奥』はかなり面白かったなあ。


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特に家治(亀梨和也)が亡くなるところは良かった。

面白い時代劇だった、と俺は思う。

 

こういうフィクションもありだろ?


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明日(3/31)の新日本プロレス浜松大会も楽しみだ。