鈴木篠千の日記

2度目の移籍。浜松近郊でフリーライターしてます。①日記(普段の生活やテレビの話題と社会考察) ②プロレス心理学(とプロレス&格闘技の話) ③非居酒屋放浪記 ④派遣録(派遣していた&いる時や過去の話)

12/20 職人の“沽券”

昨日、大阪で放火事件があった。


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場所は西梅田近辺。

大学生の頃、時々遊んでいた辺りだ。WINS(場外馬券場)の近くか?


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24人の死者が出る大惨事だ。

 

犯人は60代の男性。

治療に通っていたビル内の心療内科に通院していたらしい。

自宅に放火🔥後、このクリニックの入っているビルに放火🔥

わざわざ自転車でクリニックの入っているビルに向かい、ガソリン(?)のようなものに引火して火を付けたらしい。

ハロウィーンにも東京でこんな事、なかったか?

 

何で、この人はこんな事を?

 

犯人男性は真面目な性格で、工場で職人をしていたようだ。優秀で真面目だが、1度激昂すると収まらないタイプの人間だったらしい。

 

数年前に妻と離婚。

元妻に再婚を迫るも拒絶された。

そのショックから、心療内科に通うようになったらしい。

 

職人か…。

 

こういう人間は、手に職を持ち、技術があるので、その技術で稼いでいた人にしたら、常に『己が正しい』『自分は間違っていない』と思う傾向がある。

己の力で生きてきたから、他人に妥協できないのだ。

そこに、妻との離婚…。

これが、犯人男性を狂わせたか?

 

これは俺の勝手な考えだが、この男は心療内科での治療が、まるで自身を“否定”しているように思えたのではないか?

“馬鹿にされた”とか“差別された”と思い込んだのではないか?

もちろんそれは思い込み。

クリニック(心療内科)は普通の治療をしただけだろう。  

 

他人と妥協できないから、他人から指摘や話が“聞けない”。アドバイスや提言、優しさが、自身への“攻撃”に映ってしまう。

 

で、「お前(ら)がそうなら、俺も“やってやる!”」と安易な“暴走”に繋げてしまう。

 

職人タイプの人間によくある思考。

 

せっかく“治る”タイミングだったのに。

そして、このクリニックに救われた人は少なくないはずだ。

 

治療に熱心なクリニックではないのか?

治療として、犯人に接していたのだろう。

 

それを“逆恨み”か?

 

それでこのビルに入っているクリニックに“恨み”を持ち、爆発💥させたのでは?

 

馬鹿な行為だが、この人からしたら、自身の“プライド”や“沽券”に関わる問題だったのだ。

人は「差別された」「馬鹿にされた」と思うと非常に怒る💢

何故なら、自身を間違っていると認めたくないからだ。

だから、自身を正当化する。

この犯人も、どこかで己を正当化して犯行に及んだのかな?

 

…こういう人間はどこにでもいるぞ?