イギリス王室のヘンリー王子の暴露本が話題になっている。
暴露本の名前は『スペア』(=予備?)
つまり、『自分は兄(ウィリアム)の“予備”だ』、と言いたいらしい。
王位継承者の兄との境遇の“差”を言いたいのだろう。そんなに違うの?
その暴露本の中身は…、
愚痴ばかり、らしい…。
俺には二つ違いの弟がいる。
非常に優秀な弟であり、俺とは全く違い、一流大学を卒業し、一流企業に勤め、その地方営業所でバリバリ働いている。
俺は長男で、“一応”両親の面倒なども診ているし、実家(畑や庭)の世話や町内の行事にも出ている。
それなりに長男らしい事をしている。
俺は、実家を継ぐのは弟が相応しいと思う。
弟の方が優秀で、弟が正しい。
…俺はダメだ。
弟と俺の人生を比べたら、弟の方が素晴らしいだろう。
俺など、バカの端にも入らない。
弟は、俺のスペアでは無い。
俺が弟のスペアだ。
いや、スペアにもなっていないな 。
40を越え、嫁も持たず、最近まで実家に寄生していた長男…。
もう弟に嫉妬などない。
そんなもん、中学生くらいで捨てたよ。
その時点で弟に“完全に抜かれた”と思っている。
嫉妬の理由もないくらい、圧倒的に弟の方が“勝って”いる。
このヘンリー王子の“スペア”発言には、どこかに不満があるのだろう。
イギリス王室の複雑さから、庶民の俺等が感じた事もない“差”があったし、それに対し、我慢ならないストレスがあったのか?
「長子継承」は世界的な慣習だが、ヘンリー王子(次男)はウィリアム王子(長男)のスペアが?
請う考えられないのか?
もし“スペア”(予備)なら、予備は“緊急”の場合しか用が無い。
それがスペア(予備)だろ?
つまり、そういった状況(緊急)でないのなら、“自由”ではないのか?
それは兄には無い“境遇”ではないか?
それならスペアも悪くないのではないか?
…そう考えられないのかな?
弟に圧倒的に負けている俺は、“弟のスペア”で全く構わない。
スペアの方が良いくらいだ。
ま、イギリス王室とは比べ物になるないのだろうが…。
それに母親(ダイアナ)が生きていたら、兄弟の仲も、また違ったのかな?