鈴木篠千の日記

2度目の移籍。浜松近郊でフリーライターしてます。①日記(普段の生活やテレビの話題と社会考察) ②プロレス心理学(とプロレス&格闘技の話) ③非居酒屋放浪記 ④派遣録(派遣していた&いる時や過去の話)

派遣録⑰ 新人社員の嘆き(品出し派遣)

この時期、たまに大学時代の友人らと会ったりしていた。

『OB会』という名目でたまに大阪などで落ち合い、大学生時代の知り合いや先輩を巻き込み、大規模な宴会をしていた。


久しぶりに会った友人らの状況は様々だった。


俺のようにフリーターで喘いでいる奴や無職もいた。やはりブラック企業にいてボロボロにされた奴もいたりした。

詐欺みたいな会社に入っちゃっていたヤツもいたなあ。

皆、それぞれに苦労していた。


俺とは違い、入社した会社で頑張っているヤツももちろんいた。人生なかなか好調で、出世して、羽振りの良い奴もいた。


金が無く、バイト+日雇い+フリーライターで低賃金に苦しむ俺からすると、そういうヤツは羨ましい話だが、そんな友人の話を聞くと、やはり“人間関係”や成績、仕事自体に悩んでいたりした。

それを思うと俺は貧乏ながら、組織には“囚われて”おらず、気楽だった。

(…この後、求人誌会社にしっかりと捕まるが)

 

そう思える“人”を派遣現場で見ていたからだ。


俺の日雇い(派遣)は、宅配系(🍕&🍣)から離れ、別の現場がメインに成りつつあった。


まずは、中区の倉庫でのピッキング(荷物運び)。

これがメインになりつつあった。

 

他にはスーパーの品出しをしたりしていた。

その品出しの話だ。


仕事は、早朝のスーパーに出勤し、開店前に野菜などを陳列したりする派遣。7時~10時までの短時間だった。

 

そこで、スーパー側の新人の社員さんとバイトのおばちゃん連中が、よく揉めていた。

おばちゃん「ちゃんと、言ってよ💢」

新人くん「言ったでしょ!💢」

よくある話だ。

初めて見た時、俺はこの新人社員をかなり軽蔑した。

(…そんなにキツく言わなくても)と思った。


で、俺は作業終了後、控室で年配の社員さんに“お小言”を言われているのも、よく見た。

 

バイトに怒り、先輩からはお小言…。

この新人くんには“逃げ場”がない💦

見ていて、痛々しかっと。


こうして“社員”らの“姿”を見ると、同じようにブラック企業にいた俺は、なんだか、哀しくなる。

 

この人(新人)もおばちゃんらに怒りたくないし、年配社員から怒られたくないのだろうな。

大学卒業直後、“名ばかり管理職”を経験している俺は、こうした組織の“嫌な部分”を見ると、どうしても、怒りより哀しさが出てしまう。

『嫌なら辞めろ』なのだが、そうはできない。

だから、耐えるしかない。それしかないのと哀しい💧

 

派遣を含め、仕事場ではよくある話だと、その後、いろいろあった俺には理解出きる。


…その後、どうしようもない姿が見たくなく、俺はこの派遣先には数回しか行っていない。