鈴木篠千の日記

2度目の移籍。浜松近郊でフリーライターしてます。①日記(普段の生活やテレビの話題と社会考察) ②プロレス心理学(とプロレス&格闘技の話) ③非居酒屋放浪記 ④派遣録(派遣していた&いる時や過去の話)

派遣録 50 メガネ君の怒りと独立

メガネ君はその見た目とは違い、おとなしくなく、よく怒っていた。

 

浜松西区の公園での大型催事場撤去作業した時の事だ。

この派遣先の社員はとにかく頭に来る奴だった。

日雇いには挨拶もしないし、とにかく怒りつけてくる💢わ、嫌味は吐くわ。仕事を煽ってきた。さらにわざと大変や仕事を与えるなど、俺が今まで(2023年)働いていた工場のデブ(覚えとけよ💢)のようだった。

…いや、コイツの方が酷かったかな?

 

だが、日雇い派遣は我慢した。

何か言ったら仕事が無くなるのは経験済み。

 

だが、メガネ君は違った。

その社員に堂々と反論し、喰ってかかっていた。

 

その社員が、ろくに説明もしないで、仕事を急かした。

すると俺達日雇いと一緒にいたメガネ君が怒った。

「…だから、これ、どこに持っていくんですか?💢」

 

これに社員がキレた。

「…あ?💢」と言ってメガネ君ににじり寄り出す。

メガネ君は怯まず、さらに怒る。

「だから、どこなのか、場所、言えないんすか?、言ってくれないと分かんないでしょ?💢」

これに社員はかなり大きな声で「ちっ💢」と舌打ちした。

そして、うるさそうに「あそこだよ💢」と示した。

 

こういう社員はよくいた。

わざとなのか、面倒なのか、説明が下手なのか、話をしないで、ただただ急かすタイプのバカ。

頭に来るが、日雇いの立場ら低い。

ムカムカしながら、怒られたりしていた。

 

メガネ君は何でも尋ねるタイプの男のだった。

そして、かなりはっきり言うタイプ。

 

俺は、後から彼に「…あんな言い方だと、後から大変だよ」と話しかけた。

 

だが、彼は「…別に悪いことを訊いたんじゃないですから」も己の正しさを主張した。

 

こういう日雇いもゃくいた。

日雇いだろいたが、バイトだろうが、分からない事は尋ねる。理不尽には怒り。怒りには怒りで応戦する。

 

勤めていた求人詞編集部の“手下”感覚の残る俺は、以前逆らって仕事から“閉め出された”記憶もあり、どちらかと言えば従順になってしまっていた。

 

メガネ君はここ最近、日雇いを始めたらしく、若い(たぶん20代前半)、そうした抵抗心と怒りを持っていた。

 

俺は、忘れかけていたのかも?

 

だから、俺は彼が気に入り、それからよく話すように🗣️なった。

西田も社員にガンガン文句を放つメガネ君を“頼る”ようになり、三人揃って働いたりした。

 

だが、メガネ君は日雇いで長く働く意思はないらしく、俺のように正規の仕事を探していたが。

現場で社員らに抵抗するのも、『俺はいつまでもここにはいないよ!』という独立心みたいなものの現れだったのかも?

 

だから、俺達とも距離があったように感じる。

 

日雇いにおいつ、こうした独立心は、雇う側からすると迷惑だったのかも?

言うことを聞かない日雇いや、いちいち抵抗してくる日雇いなど始末に悪い。

 

だが、彼の姿は俺に忘れていた気持ちを思い出させていた…。