これで通算3日目。
…このままだと、ここの介護職員になりそうだが、今日にでも今週面接を受けた『環境整備』の会社から合否の連絡があると思われる。
今日でここも最後か?
起床してスマホを見たら、 今週入った『ファミレス』の仕事から“リクエスト”が来ていた。
残念だが、こちら(介護施設)と先に出勤契約してしまっている。
しかも、連絡が来たのは昨日の夜。こっちは二日前から、決まっていた。
さらには、拘束時間からして、こちら(介護施設)が多いので1日の稼ぎからすると、俺が『ファミレス 』に切替る理由は無い。
残念だが、今回はこちらに行く。
連休中に、依頼があれば行こうかな?(選べる立場か?)
だが、これが日雇い派遣の実態だ。
ギャラ💴の良い法で選びがちになる。
金💴が全てではないが、判断基準の一つにはなってしまう。
…『ファミレス』の方は、また“ホール”という可能性が高いのも、俺がいかなかった一因だが。
今日は昨日とは違い、社員さん(介護士)がいる。
これは心強い。
昨日のようなトラブルがなければ…。
だが、今日は昨日“トラブった”(お漏らし💦)した入居者が“コール”連発。
一時間に一回は“トイレ”🚹️に行かせることに。
介護食に就くつもりはないが、すっかりトイレ介助が上手くなったよ💧
ベッドへの“移し”が一人で出来るようになってしまった💦(コツは介護物の誘導)
今日はこの方にかなり振り和されたな。
しかも午後になったら、再びお漏らし💦
今日は介護士さんがいたので、助かった。
“その手伝い”という感じでいろいろ教わった。
履かせるオムツって便利だな。実感した。
やはり思うのは、親父のこと。
親父はまだ一人で日常生活が出来る。トイレも“まだ”大丈夫だ。
よく漏らすが、一人で処理している。
…だが、そう遠くない将来、親父もこの方みたいに。
やはりそう思ってしまう。
といのも、この介護者の方“赤川(仮名)”、こちらがいくらサポートしても、あまり感情を出さない。
“コール”で呼ぶと、指でトイレの方向を指したり、『起きたい』というジェスチャーをするだけ。
トイレの補助しても、食事の準備をしても、基本ノーリアクション。
『…ふーん』とか『はいはい』って感じ。
癇癪のある俺は何度かキレそうだった。
赤川さんは何も言わない。無視されていれようだった。
親父がそんな感じなのだ。
何をしても、基本無視。
それで俺が怒ると「仕方ないだろ💢」とか「しょうがねぇだろ!💢」とキレる…。
それで何度も口論になっている。
赤川さんも同じだ。
老人は、この年になるとこうなるものなのか?
うんざりした。
それでも、度々、俺をコールする。
何でだよ💢
介護士(社員)さゎがいうには、「日雇いさん(俺)への“新人イビり”よ、きっと(笑)😃」らしい。
つまり、“新顔”の俺に対する赤川さん“なり”の自己主張なのだ。
“どこでも”そんな事あるなー。
さらに今日はもう一つ問題が。
入居者の一人が、異常に俺の手伝いをしたがるのだ。
俺が食事の片付けをしていると、必ず近付いてきて、「ボクがそれやる!」と洗い物をしたがる。
俺が床を磨いていると同じようにやりたがる
何かにつけて、「ボク、やります?」と尋ねてくれる。
それはそれでありがたいのだが、皿洗いなどは汚れか落ちていなかったり、床掃除はそこまで頻繁にしなくても良いのだ。
俺が働いているのをみて、自分もしたくて仕方ないらしい。彼は“就労支援”には出ておらず、一日中施設だから、“働きたい”のたろう。
しかも初日に言われた。
この若い入居者(“山木”=仮名)は統合失調症を患っているという。
「絶対に怒鳴ったり、“ダメ”とか“止めろ”は言っちゃダメ🙅♀️🆖⤵️。優しく接して。皿洗いもならせてあげて、後から確認しつ、もう1度洗って」
「彼(山木)が気分の良いときは大丈夫。問題は“強く当たられて”、落ち込んだ時が危ないの…」
統合失調症…。
精神のバランスが崩れ、身体の調和が取れていないのだ。
昨日の“先輩”からも「あの人(山木)は、好きに指せて。危ないことだけは気を付けて」と言われていた。
それでも調理中に隣に立てられたり、皿洗いも満足にできないのに、必死にやっている姿を見ると、ついつい「邪魔だ!」と言いたくなってしまう。(絶対ダメ❌)
そう言えば、前の職場(工場)で作業に手間取る俺に同じように「邪魔💢」と言ってくる“チビ”がいたな💢
アイツも俺を、この山木さんのように思っていたのでは?
他人は自分の出来ることが出来ないとイライラ😒💢💢する。
しかも、俺は言葉が不自由。
あのチビは内心(…この知○○くれがっ!)と小馬鹿にしていたのかもしれない。
赤川さんといい、この山木さらにしても、何だか社会の見方を感じる。弱者には弱者の事情があり、ほれをどう捉えるかは、周りや環境時代錯誤だ。
(たが、あの“デブ”と“チビ”は一生許さん💢)
で、今日一緒に働いた介護士さんに、昨日の顛末を話し、「こういう施設で、“日雇い二人だけ”ってアリのか?」と、尋ねてみた。昨日、先輩と「日雇い“だけ”はねぇよな?」と言っていたからだ。
介護士さんが謂うには、ここは『知的障がい者の生活援助施設』だから、「基本、介護資格は不要」らしい。(本当?)
確かに赤川さんなどは、高齢者だが、“障がい者”という区分ならば、そうなる。(認知症ではないようだ)
そして、ここは比較的“軽度”の“利用者”のグループホームなので、「まだどうにか、回っている」らしい。
…日雇いを雇う時点でギリギリのような気もするが。
だが、それがこの業界(介護業界)の実態らしい。
そのギリギリで人員を回しているのが実情。
それも出来ていない“パンク”施設もあるらしい。
何か複雑な気持ちになった。
親父も、母も、いや、俺もやがては“ここ”に来るのか?
夜勤の方が来て、俺の仕事は終わった。
ちなみに夜勤の方も“日雇い”らしい。
本当にギリギリだ。
だが、こうして常駐で見守らないとあぶないという実態もある。
帰り際、社員の方が「また来てね」と言っていたのが、何だか痛々しかった💦