鈴木篠千の日記

2度目の移籍。浜松近郊でフリーライターしてます。①日記(普段の生活やテレビの話題と社会考察) ②プロレス心理学(とプロレス&格闘技の話) ③非居酒屋放浪記 ④派遣録(派遣していた&いる時や過去の話)

【新日本】〝エース兼社長〟棚橋弘至の心に響いた「新・闘魂三銃士」からの言葉(東スポWEB)

【新日本】〝エース兼社長〟棚橋弘至の心に響いた「新・闘魂三銃士」からの言葉(東スポWEB) https://news.yahoo.co.jp/articles/ead5c8f98005dc8103072bf9a72ef7fdce13e028

 

昨日、観たこの報道。

かなり驚いた。(タナ、引退するの?…)と思ったら、現役継続。

それはそうだ。

 

昔、あるプロレス編集者が語っていた。

 

『プロレス)団体には、興行の“柱”(中心=メインイベンターということか?)となる選手と、興行自体へ観客を向かわせる“集客動員”の為の選手の二人がいる。それが同一の場合もあるが、二人いたら(別々)、その団体は常に安泰だ。定期的な集客が見込めるから』

※(記憶は曖昧だが、こんな事を書いていたかな? 各団体の集客率を考察していた記事だった…と思う)

 

棚橋は、“柱”の一角(複数スターシステム?)には違いないが、もう、どちらかと言えば、“集客力”のあるレスラーになっている、も思う。“どんな状況でも、お客を呼べるプロレスラー”だ。

 

 

それは、とても重要なポジションだと思う。

チャンピオンベルトを巡る闘争。

ユニット抗争。

世代闘争。

プロレス団体には様々な“トピックス”があり、それにより興行を成り立たっている。

 

ベルトを巡る戦いが一番分かりやすい(メイン)が、それは、選手としての強弱を如実に表す“方法”(の一つ)でしかない。

プロレスでは、リンクの上での勝敗が興行の収益に繋がらない、

誰が勝とうが、負けようが、その興行が盛り上がらなければ、意味がない。

それが“負け”とも言える。

 

何度か似たような事を書いているが、『プロレスラーの“強さ”は肉体的な強弱や、格闘技の技術では無い』

 

そして、『プロレスは真剣勝負ではない』

予め、勝敗は決められていて、プロレスラーはその“結末”に、向かい、レスラー同士(時には複数人で)、リングで“戦い”を見せ、観客を魅了し、より興奮(ヒート)させる。  

 

それがプロレスの“強さ”だ。

興奮(ヒート)こそ、プロレスの“勝利”(成功)だ。

プロレスに“真実”は要らない。プロレスは“ショー”である。

もし、純粋な格闘技術や真剣勝負(真実)を観たいなら、MMAの試合を見れば良い。

 

では、プロレスは真剣勝負(MMA)に比べたら、“観る価値”の無い戦いなのか?

 

それは、それこそ“観客動員”や集客が物語っている。


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プロレスは間違いなく、面白い。

何故なら、観ている側(観客)を興奮させようとしてくるからだ。

そういう風にプロレス興行自体が“組み立て”られていて、チケット🎫を買った客、テレビが有ればそれを観戦する者を興奮させてくれる。

 

だから、観客は“動員”され、“お客は集まる”のである。

興奮しなければ、チケット🎫は売れないし、観客は入らない。

 

 集客を担うのは、ベルトを持ったチャンピオンではない。

“どんな状態”でも、お客から『あのレスラーが観たい! だからチケット🎫を買おう』と思わせてくれる、プロレスラーだ。

それは、まさに“エース”だ。

 

棚橋弘至はそれができる貴重な存在だと思う。

この棚橋の代わりは新日本に“まだ”いない。

新日本には他にも良いレスラーが山ほどいるが、“◯◯を観たいから新日本観に行こうかな?”と思えるのは、棚橋だけでは?

 

それは非常に稀有な存在だ。

プロレス団体が、そこまでレスラーを育てるの、並々ならぬ我慢と工夫、研さんと実績が要る。


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新日本プロレスには、確かに凄いレスラーは要るが、“お客を呼べる力”は彼(棚橋)しかいない、と思う

 

俺も浜松に新日の興行が来た時、仮に棚橋が出ない(欠場)としたら、非常に残念だ。

行かないかも?

 

棚橋個人のファンではないが、彼を観れないと、新日本の興行の楽しさは間違いなく半減する。

 

それが“プロレス”の“エース”だ。

そんな棚橋が、社長になると、もうリングに上がる機会が減るのか?

それは悲しい。

エースと社長兼任だから、大丈夫っぽいけど。

まだまだ俺たちを興奮させて欲しいな。

 

 

そして、“レスラー社長”…。


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必ずしも、名レスラー=敏腕経営者ではないことを、ファンはよく知っている。(不安)