夜勤開けて、昼まで寝ていた。
最近、この“仕事先”の連中が妙に優しくて気持ち悪い。
起きて、寝ていた布団を干したら、次は日雇い仕事の用意。
あらかじめ応募していた。
場所は浜松街中近郊の“冷凍倉庫”。
以前から何度か働いている日雇い先の別現場。仕事は変わらない…はずだ。
午後2時に出勤。
人の良さそうな社員さんが対応してくれて、経験を聞かれた。
正直に「別の現場で何度か…」と答えた
「じゃ、大丈夫かな?」とにこやかに言われた。
だが、今日はダメだった。
仕分け場所が分からず、倉庫内をウロウロ。
移動用の台車に荷物📦️を詰めすぎたかも。
“以前”の現場と勝手も違い、かなり戸惑った。
途中、さきほどの社員さんから台車の使い方を注意された⤵️「細かく積んでロスを無くしてくれ」と穏やかに怒られた。
穏やかな言い方だが、憤慨しているのが分かる。内情は『ノロノロすんな!💢』なのだろう。
日雇い歴の長い俺は、何となく分かってしまう。
雇う側の本音だ。
『仕方ねーだろ!💢』と、カチン💢くると同時に「すいません🙏」と思い、悲しくなる。
立場か上の喪のは、つい下の奴等に“強く”言いたくなる。
『弱い者たちが夕暮れ、さらに弱い者を叩く』(青空@ブルーハーツ)である。
他人を叩きたくなるのは、人の弱さだ、と俺は思う。
ただ、同時に全ての他人に優しくはできない。
頭にくる奴もいる。
許せない馬鹿もいる。
人間は垂れも聖人ではない。時に他人に怒り💢をぶつけたくなる。仕事の為、家族のため、お客様のため、正義のため、と“正当化”したりする。
で、弱い方も自らを正当化したがる。
行き着く先は“共倒れ”だ。
相手も我慢するなら、自らも我慢しなければならない。
そういう分には、ここの社員は偉い。
内心は俺に『バカ野郎💢』と怒鳴りたいのを我慢している。
俺はそれに答えたいと思う。
来週も入っているので、頑張ろう。
もうモタモタしない。あの“上司”に我慢さないし、俺も我慢しない。
気持ちよく働けるなら、俺は頑張る。
(それは雇う側の責任ではないか?)
とにかく頑張ってみたい。
無理なら、諦める。日雇いたからな。
…と、帰りのファミレスで誓った。
ちなみに、また別の仕事(日雇い)を始めるつもりだ。
不安定と苛立み(と揉め事)は、明日の糧。
安定と安心は、破綻と滅亡の道である。
ある社会学者の言葉だ。