鈴木篠千の日記

2度目の移籍。浜松近郊でフリーライターしてます。①日記(普段の生活やテレビの話題と社会考察) ②プロレス心理学(とプロレス&格闘技の話) ③非居酒屋放浪記 ④派遣録(派遣していた&いる時や過去の話)

2024 2/14 新しき旅立ち

 「鈴木さんって、休みの日、何してます?」

 

仕事中、一緒に働く“瀬戸”さん(仮名)から、そんな風に訊かれて、ドキリとして、考えてしまった。

 

ここ最近、俺には時間と多少の“金銭的”の余裕👛ができた。

親父の介護は一段落。今週受けたPET検査の結果はまだだが、去年までの危ない状態は脱している。

そして、俺がこの“食品工場”にバイトとして加わり、1ヶ月が経った。

先日、上司の社員さんと面談し、2月以降の雇用継続が決まった。

“内心ヒヤヒヤ💦”していたが、大丈夫だった。

ここに“居ても”良いらしい。安心した(笑)🤭

 

再就職手当も申請通り貰えた。

 

来週には、“午後から”のバイトの面接を受ける予定。

とりあえずだが、日雇いも来週末までは決まっている。

また浜松インター付近の倉庫で仕分け仕事だ。無いよりマシ。それに短時間作業なので問題は無い。

 

週末には引きこもり中の甥っ子に会い、“復活”への手応えがあった。

 

また“ライターワーク✏️”も復活。

ちょこちょこだが、継続していくつもりだ。

 

順調ではないが、俺の日常はようやく平穏になりつつある。

去年、“あの工場🏭️”に再就職して“偉い目”に会い、逃げ出してから約半年。俺は何とか“持ち直した”感がある

…この新しい再就職先の話は、後日じっくりと書こう。

 

…と言っても、今の俺は“エッセイ”にも書いた『40過ぎのおじさんフリーター』であり、デラシネ”(根なし草)である。

浜松市内で喘ぐように働く🏢👨‍💼💦貧乏人には変わらない。

 

奥山さんからそんな風に尋ねられた俺は、答えに困った。

ここ最近の“休み”は無いに等しく、介護(実家の用事)か、日雇い仕事。去年まではそれに再就職活動が加わり、身動きできなかった。

今は、たまに浜松の街中に出て、飲み歩き🍶&オラレ(競艇)。…という、あまり誇れない休日を過ごしている。

奥山さんには「最近は、ダラダラしてますねー」と誤魔化しつつ(?)、苦笑いしつおいた。

 

仕事ご終わり、外に出たら、今日は似顔絵なのにかなりの陽気。春のようだ。いや、春の気配が濃厚だ。

 

今日は日雇いは入れていない。

親父の介護も無し。

予定は無い。

 

俺は今年に入ってから気になっていた事を確かめたくなった。

 

それは、ここでも書いた『以前勤めていた求人誌会社の倒産』である。

本当に瞑れたのか?

それを確かめたくなった。

 

解雇された後、本社の前は、何度か、通りすぎたりしていた。

だが、俺の所属はこの会社の子会社(分社?)。

 

あそこはどうなったのか?

 

俺はずっと気になっていた。小説(“合シリーズ”)でも分かるように、俺は気になると調べたくなる質がある。

 

暇なので、約十年ぶりに元いた子会社に行ってみることにした。

と言っても、中に入るわけではない。

どうなったのか、外から眺めるつもりだった。

 

時刻は午後5時前。

夕闇が迫るが、今日はいつもの寒さが無い。春か?

 

懐かしい通りを歩いて、子会社のあった坂を行く。

“子会社”などと書いたが、そこは外見は普通の民家でだった(当時は…)。

 

ところが見つからない…。

全く、無い。あれ?

俺、道間違えた?

そんなはずがない。何度も車🚙や原付🛵で曲がった角を確かめながら曲がる。

確か、隣には垣根で、囲まれた空地があったはずだ。野良猫の棲みかになっていた記憶がある。

 

そこは既になかった。

何と、真新しい民家が建っていて、隣の空地もまた民家になっていた。

俺が働いていた、あの子会社は跡形も無く消えていた。

俺のいた求人誌の会社は本当に潰れたらしい。

それを体感した。


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“元子会社”からの帰り道。

俺の中から、怒りや哀しみ、恨みが掠れていく感じがした。

 

楽しい思い出もある。

頭に来たことも多い。

良くしてもらった事も多い。

そして、あっさりと“切られ”た。

未だに許せない人(本田部長=仮名)もいる。

お世話になった人(トリさん)もいる。

心配な人もいる。

顔も見たくない馬鹿(中やん、稗村)もいる。

 

それらが“消えていく”ような気がした。

 


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よく渡っていた歩道橋からバイパスを眺めていたら、虚しい気持ちになった。

 

“あの会社”は本当に“消えた”のだ。

ネットの話は本当だった。

 

俺は何に怒り、何に拘っていたのか?

虚しさがこみ上げてきた。

本田(クソ)部長は、どうなった?

製作部のクソ部長は。

その製作部の面々は?

子会社の皆は?

山木さん(仮名)は?、牧野さん(仮名)は?

気になってきた。

あの会社が消えても、働いていた人の人生は消えない。

 

その後、浜松の街中に出てきた。


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またオラレ(競艇🛥️)で小銭を失い、モール街を彷徨っていたら、急にアルコールが欲しくなってきた。


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で、いつものファミレスで飲んでいる(白ワイン🍸️+チキン🍗+ソテー)

 

今日、あの“元”子会社が“跡形もなく消えた”事を見て、俺の中で“何かが”間違いなく終わりを告げた

そして、思った。

(…これを書かなくては、ならない)

組織は消える。

理由もある。意義が無くなれば霧散する。

だが、人は消えない。

俺がそうだったように、組織は消えるが、そこにいた人は消えない。また別の人生が始まる。

それだけだ。

 

だから、俺は書かなければならない。

かつて、俺が“そこ”にいて、熱く(?)働いた痕跡や、他人や組織と争った記憶は確かだ。

それを残さなければ、ならない。

それが俺からの“十点鐘”(10カウント)だ。

 

“消えた”モノに花束を。

戻らない時に惜別を。

新たな“時代”に墓碑を。

“旅立ち”はいつも孤独だ。

 

俺の人生はまた少し前に進みそうだ。

今書いて、完成間近の“談合”(シリーズ10)を書き直そうか?

話が変わってきた?

時は動いているんだよ(笑)

 

俺はようやく過去から“旅立てる”のか?

だから、書こう。

 

 

ファミレスで飲んでいたら、明日の日雇いが決まった。

忙しくなりそうだ…。


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クソがっ!✴️