久しぶりに、以前から日雇いで働いている“介護施設”に出勤した。
しかも、日勤(昼間)。
最近は月1,2ペースになってきた。
ここの日勤は数ヶ月ぶり。
しかも担当したのが、女性棟だった。
どうもこれまでの男性棟だったが、今日(昨日)は利用者の容体が思わしくないので、日雇いは遠慮されたらしい。
仕方ない。
朝、事務室に顔を出すと、大久保くん(仮名)か
いた。
「鈴木さん、お久しぶりですね」と声をかけられた。
以前同じ日雇いで、ここにバイト採用された仲間。よく情報交換をしている。
久しぶりに大久保君と働くのかな?、と思いきや、新しい女性の職員の方と働く事になった。
新人らしいのだが、介護士の資格を持ち、かなりの慣れていた。
この女性が凄かった。
かなり仕事(介護)が出来る方だった。
というか、利用者や周りを“乗せる”(促す)の抜群に上手い。
例えば、非常に水分を摂取するのを拒む利用者の方がいた。
俺などは、あまりに拒まれるので諦めてしまっていたが、この方はその利用者を誉めながら、上手に飲ませるのだ。
「◯◯ちゃん、偉いねー」「凄いね、もうここまで飲めたね(笑)」「頑張ったねー」
などと誉めまくって、飲ませてしまうのだ。
飲ませないと、利用者は脱水状態に陥るので非常に危険だ。
しかも、もう自力で吸引できない。スプーンで少しずつ飲ませるしかないのだが、これをしっかり飲ませるんだ。
凄い。本当に思った。
俺も病気(脳腫瘍)の時に、リハビリの介護の方に乗せられた。
また、親父の介護で、あまりに漏らすので水分🚰を与えたがらなかったが、それはかなり危険らしい。
それを上手く飲ませるしかない。
この女性の介護士は利用者にも、俺にも褒め言葉を投げ掛け、その気にさせるのが上手い。
そうしてコントロールするのだ。
俺も掃除や食事作りで、失敗してもそこを上手くフォローして、こちらを誉める。
少し変な気持ちにとなるが、悪気持ちはしない。
利用者も職場の仲間も上手く、この方法で“乗せて”くる。
それで、仕事が上手く“回る”のたがら、かなり仕事を分かっている。
(…プロフェッショナルだなあ)と感じた。
こういう人こそ、介護や福祉の仕事をすべきだと思った。
4月にかり、“例の”本田さん(仮名)が異動するはずだが、まだここに在籍しているらしい。
どうして?
何かあったか?
そして、どうしてもこの女性と本田さんを比べるとなあ。本田さんは“ビジネス”が強いからなあ。