今夜(1/6~7)は久しぶりに介護施設の夜勤業務に来ている。
今は深夜2時(1/7)だ。
“休憩中”にこの日記を書いている。
といいのも、一悶着あったからだ。
深夜、ここに来てすぐに別棟の2階(いつものフロア)に向かうように言われた。
ここの夜勤は各フロア(4つ)の清掃がメインであり、その手順がリストになっていて、日雇いはそれに沿って掃除を進める。
久しぶりに来たら、そのリストが細かくなっており、作業のチェックまでしないといけなくなっていた。
俺としては、こうしてくれた方がわかりやすく、やる気も出るので好印象だ。
だが、最初の2階のフロアに行くと、顔見知りの職員さんがいて、リスト通りに掃除しようとすると、「あー、もういいよ」とか「それはやってあるから…」と言い、リストの手順よりかなり省略した清掃の指示をしてきた。
何度か「…いいんすか?」と確認したら、「大丈夫(笑)」と答えていた。
なので、通常は1フロア一時間半はかかるのが、40分で終わった。
(…いいのかな?)と思ったが、職員さんの指示なので日雇いの俺がどうこうと言えない。
しかも、その職員さんは俺に、次はここの棟の一階へ降りるように指示し、休憩もそのままそこで取るように言った。
言われた通り一階に降りると、別の夜勤の日雇いが来ていて、二人で手分けして掃除をする事に。
そこに、このフロア担当の職員さん(女性)が来て、俺を見て怒り💢出した。
職『何で、ここに?💢』
俺『上(2階)の掃除が終わったので、降りるように言われました』
職「それじゃ、困るわ。もっと2階の掃除をしてもらわないと💢」
俺「…いや、上(2階)の方から『下に行け』と指示されたんすけど」
職「…それじゃ、困るって💢 …良いから上(2階)に戻って掃除して。“社員”の私が言ってんだから💢」
内心(…ちょっと待てよ)と思った。
上(2階)の職員も“社員”だろ?
こっちはその指示に従っただけ。何で俺に怒るんだよ?
別に掃除をしたくないわけじゃない。
言われたら、仕事はする。
何度かリスト通りの清掃をするか、訊いたけど「いいよ(笑)」と言われた。
言ったのは、その“社員”様なのだが…。
で、2階に戻ると、今度は俺に指示を出した職員が、「何で戻ってきたの?」と困り顔。
俺の方が困るのだが…。
以前も書いたが、この施設の職員には『しっかりタイプ』と『不真面目タイプ』がいる。
“不真面目”と書いたが、決して仕事をしないわけではなく、彼らは“要領が良い”とか“要点は抑えている”タイプである。
で、今夜は2階にいたのが、その“不真面目タイプ”で、1階が“しっかりタイプ”の職員だった。
しっかりタイプはリストを作り、とにかくそれを守って作業することを指示し、不真面目タイプは、それを嫌う。
この“不真面目タイプ”の職員を、“本田2”(仮名)と名付けよう。
…というのも、この本田2。
俺がかつていた地元求人誌の上司、営業部長の“本田”部長にどことなく似ているのだ。
性格も似ているような気がする。
ちゃらんぽらんに見えて、実は営業の実力者であり、いい加減なのだが、仕事は出きる。
そして、他人からとやかく言われるのが大嫌い。自分のペースで物事が進まないと気に入らないタイプの人間。
俺の嫌う『自分の小さなグループでしか威張れない』といいタイプの人間だろう。
あのクソ部長(本田)と働いていてから、俺はこの手の人間が苦手になった。
この本田2も自分のペースで働きたい人間だろう、と予想できた。“しっかりタイプ”が鬱陶しいはずだ。
確かに“しっかり”タイプの職員さんらの言うことは煩わしのかもしれないが、作業リストがあるのだ。こちら(日雇い)はそれに従うのが筋だ、と思う。
2階に戻った俺に対し、その本田2は、「…じゃ、向こう(別棟)の1階に行って」と少し怒って、違う棟への移動を指示した。
で、今、そこにいる。
少し早い休憩中である。
何か、職員同士の喧嘩に巻き込まれたような気がする。
で、つい考えてしまう。
それは、俺のいた“倒産”したと知った、あの求人誌の人間、特に本田部長の事だ。
嫌な奴で口論したし、コキ使われた。クビにもなった。顔もみたくない。
もしどこかで会ったら、ぶん殴る可能性がまだある。大嫌いだ。
マジでぶっ◯してやりたいところだが、あの会社(求人誌)が失くなった今、あのクソ部長はどうしているのか?
どう考えても、あの会社ほどあの本田のバカに合っていた“居場所”はない。
他の求人雑誌などで働く本田のバカを想像できない。
年齢も年齢だ。
今から“一から働く”タイプの人間でもない。
どうしているのか?
考えてしまう…。
他人を“排除”して生きてきて、“小さなグループ”でしか要られない者が、その“居場所”を失うとどうなるのか?
俺はいろいろと見てきている。
“居場所”を失った人間は悲しい、寂しい。
それまで、他人と交渉を避け、“顔見知り”(手下)としか関わって来なかった奴に、自分のグループ“外”との接触は、恐怖以外の何者でもないはずだ。
本田の阿鼻叫喚が想像できる。
こうした人間は“あの工場🏭️”にもいたな…。
どこにでもいるもんだ。
大学時代の先輩、“足立”(仮名)もそうだ。
…いや、あの“口先だけは上手いクソヤロウ”だ。
浜松市内のどこかの会社に上手く潜り込んでいるかもしれない。
腰抜けの本田には、俺みたいな日雇い仕事で“知らない環境”に挑んだり、知らない他人と交渉できる度胸などないはずだ。
心配などしていない。
だが、『ざまあみろ😜』とも違う。
おかしな気分だ。
そんな気持ちで、施設のリビングでカーテンを眺めたている。
そして(…そろそろこの現場とも“おさらば”だな?)と予想している。
新しい仕事も始まる。
ここ(介護施設)の仕事には、もう頻繁には来れないだろう。ここは短時間勤務(~4時間)の応募もないからな。
それに、もう俺を“挟んで”職員同士で喧嘩しないで欲しい。