鈴木篠千の日記

2度目の移籍。浜松近郊でフリーライターしてます。①日記(普段の生活やテレビの話題と社会考察) ②プロレス心理学(とプロレス&格闘技の話) ③非居酒屋放浪記 ④派遣録(派遣していた&いる時や過去の話)

派遣録⑬ 宅配寿司屋1(パワハラ)


宅配ピザ屋🍕の他によく入ったのが、宅配寿司屋🍣だった。


全国展開している有名宅配寿司屋なので、あえてチェーン店名は書かない(笑)

読んでりゃ、分かると思う。

これも浜松近郊の店舗全て派遣されただろうなあ。


以前、この店の店長と口論になった話や、「どうする?」とからかってくる店長の話を書いたが、それとは別の店の話。


その日は大忙しだった。

夏祭りがあり、店には注文が殺到。とんでもない忙しさだった。


その日、本社から調理専門社員(?)が応援にきていた。

いかにも“料理人”というような人物だった。年配で、いかにも板前といった感じ。

こうした“技術者”は非常に扱い辛く、性格が悪い。

 

…どこにでもいるな、こうしたバカは(笑)


その調理社員も、かなり偉そうだった。

とにかく若い店長を怒鳴りつけるのだ。

 

「早く用意しろ!💢」

「仕込み、しっかりしとけや💢」

「バカ野郎!💢」

「何してやがるんだ💢」


俺も端から聞いていて、「そこまでいじめんなよ」と言いたくなる言い方だった。

だが、単なる臨時雇いの日雇い派遣である俺は、そんな事を言う事は出来なかった。

 

ちなみに、こうした“技術者”系のバカは本当によくいて、別のスーパーにもいて、若い社員をいじめていた。

下らん人間らだ。


で、その寿司屋の若い社員は、そのバカに怒鳴られ続け、限界が来て、その場に座り込んで泣き出した。

 

それを介抱したのは、俺たち日雇い派遣だけだった。

例の“調理社員”は「あのバカ(店長)、何やってんだ💢」と飽きれ、他の寿司屋のバイトは「私達は頑張ろう!」と何故か一致団結していた。

 

…その雰囲気から、この現場(店)でのこの若い店長の“扱われ方”が分かった。

 

そして、同情した💧

少し前の俺(ブラック企業)もそうだった。

上(調理社員)からは圧迫され、下(バイト)には小馬鹿にされ、どこにも行き場が見当たらず、“踞って”しまう奴…。

俺はよくキレて💢いたが、この若い店長は泣くしかなかったのだろう。

その気持ちは分かってしまった。

 

(…嫌なら、こんな店、辞めたらいいのに)

(…あんなバカ“調理社員”、怒鳴りつけたら良いのに)

(…バイト何てクビにしたら良いだけ)

 

だが、そう思っても、できない店長の気持ちが分かってしまった💦

 

こうして、若い奴ら(労働力)は“消費”され、“消耗”されていく。

その理不尽しか感じなかった。

そして、怒り💢が沸いた。

そして、そこから“逃げて”きた俺の今(その時は…)、心から良かったと思っていた。

 

だが、このような“理不尽”がすぐに俺に降りかかってくるのだが…。