袴田事件で、
再審が開始されたが、検察側は袴田氏を“有罪”として立証する方向で準備しているらしいという報道があった。
もう57年…。
この事件のポイントは、味タンクに入っていた血🩸の着いたシャツの証拠としての立証性だ。
捏造と思われるのだが、“これが袴田氏の量刑”に対する証拠とするなら、この裁判は根本的からおかしい。(本当に捏造だとしたら)
袴田氏の犯行を示す証拠が、他にないなら、そもそも“疑わしきは罰せず”ではないのか?
…俺は『蚤の王』(昭和の冤罪製造機の話)を読んでいるから、どうしてもそう思ってしまう。
『有罪を前提』というのは、かなり無理筋にならないか?
そんな風に検察が動くのは、(…無理)と分かっているが、“組織”としてのメンツや権威主義、プライドとしか思えない。
馬鹿馬鹿しいが、司法の恥ではなく、これが組織の限界。
組織は必ず、その組織を守るように動く。
個人は所属する組織を第一に考えるものである。
『血染めのシャツ』はもう無理だろ?
どう有罪をそれで立件するのか?
(科学的にはかなり微妙、と聞いたが…)